50北川潤の最期(性的な意味でw)
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今は委員長さんですか? ここに入るのが助かる方法にならずに、命を狙われたり落としてしまう選択にならないと良いんですが?』
帝国陸軍や屯田兵の装備では遅れをとったが、ボルトアクションライフルから自動小銃に、人力や馬車で移動する小口径の大砲や擲弾筒から、ロケットランチャーやクレイモア地雷、赤外線でも追尾できる対戦車ミサイルを装備。
悪鬼羅刹や荒ぶる神、使い魔の魔物にも「皇軍に敗北なし!これで勝つる!」と思い込んだ低能が被害を増やすのを見ているしか無い秋子。
屍山血河を築いて、災厄システムや天孫降臨イベントなど、この世界の構造も利用して現生人類の絶滅を願っている天使の人形。
学校の食堂。
祐一は今更ながら、難病の少年と付き合っていた?事を思い知らされた。
「行くぞ、いいなっ?」
北川の口を開けさせ、スプレーを喉に吹き込むと、その体は弓なりにのけ反った。
「ヒュゥゥッ! ゲホッ! ゴホッ!」
海から上がった海女のように、笛のような息をすると、咳込みながらも呼吸が戻った。
「北川さんっ!」
次に心臓マッサージをするため、胸の上に手を置き、見よう見まねで処置を始める。
「1,2,3,4,5」
「もぅ、ぃぃ」
「喋るなっ、香里、人口呼吸できるか?」
「え? ええっ?」(ゲロまみれなので嫌)
まだ泣いたまま、オロオロしている栞と香里。
「まさか… 香里… 前… キス… つも… じゃ、な… だ、な?」
胸を押されているのと、呼吸が確かでないのか、途切れ途切れに話す北川。
「それ以上喋ると本当にするぞ」
そう聞くと、少し笑いながら口を手で隠し、自分の胸に乗っている手を引っ張る。
「何だ? やめて欲しいのか?」
首を縦に動かす北川の目は、「香里をヤリやがった男が俺を助けるんじゃねー」と言っていた。
「北川くんっ!」
そうこうしている間に名雪と保健医が戻って来た。
「祐一っ、北川くんはっ?」
泣きながら幼なじみの様態を気遣う名雪。
「大丈夫だ、香里が凄い薬持ってたからな」
普通、他人の薬は使ってはいけないが、年齢も近い親戚で同じ症状を示し、同じ薬で効果があった場合?
「北川くんっ」
香里の家から預かったと思われる、小型の酸素吸入器のボンベを取りに行っていた保健医も再度駆け付けた。
「香里さんの薬、効いちゃったのね?」
保健医の言葉で、周りの者も三人が同じ病気だと気付き、本人も死刑宣告でも受けたような気分になった。
(北川さん、やっぱり私と同じ)
まるでタイマーでスイッチが入るように、親兄弟で同じ年代に発病する病気、それは遺伝病と呼ばれた?
(後、持って1年…… か)
北川も諦めたような表情になり、大きなため息を漏らした、こうして祐一の周囲から、また奇跡にほころびが見
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