暁 〜小説投稿サイト〜
KANON 終わらない悪夢
49委員長、香里や王子が見ている前で発情させられ、友人に見られても構わず半裸交尾をせがみ、だいしゅきホールドで種付けを受け、歓喜の声を上げるの巻
[17/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
くんモテモテね、私のも食べて、はい、ア〜〜ン」
 委員長体質の優等生が大好物で、落ちた髪の毛まで拾って財布にしまい、「脱いだら凄いんです」の中身も知っていて、毎晩オカズに使用していた男子も、絶望して相沢祐一をボコる会に参加した。

「くそお、相沢め……」
 女ハーレムを掻き分けて移動し、祐一に近寄って一矢報いようとした北川だが、昨日の安物アルコールによる二日酔い、安物のつまみによる悪酔い、食あたり、不良や警官にボコり倒されたダメージにより、どうにか香里や名雪の辺りまで到達して、食べ物と女の匂いでさらに気分が悪くなって、その場で倒れた。
「「「「「キャーーー」」」」」
「「北川くんっ」」
「北川さんっ」
 まだこの汚物が、祐一を陥れようとしていたクズだと知らなかった栞が、魔物の腕力で北川を表向きにひっくり返して抱き起こした。
「どうしたんですか? まさか北川さん、私の時と同じ…… 息ができないんですか? 体が動かないんですか?」
 栞がそう問いかけると、北川の首が縦にゆっくりと動いた。
(うそ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん)
 祐一は、ベルセルクの中でキャスカとガッツの息子が、ベヘリットみたいな使徒がやらかした「蝕」の再現で、グリフィスさんの肉体になって、この世界に下生するための儀式でも見ている気分になった。
「「北川くんっ!」」
 少女二名はパニックを起こし、こんな時、一番やってはいけないと言われる、「揺さぶって起こす」動作を繰り返していた。
「名雪っ、保健室まで走れっ、救急車呼んで貰えっ」
「えっ?」
「あ、私が呼びます」
 月宮真琴が持っていた携帯で119番を押して通話を始める。さらに保健の先生は目の前に居て、北川の気道を確保したり処置を始めていた。
 香里の時と少し違う状況を喜びながら、終局は似たような事態になるのを予測し、人命救助のために指示を出し、諦めきった表情で儀式の再現を始め、もう一人を正気にさせる。
「栞、こんな時の薬はあるか?」
「えっ? ええっ?」
「北川っ、息ができないんだな?」
 祐一が覆い被さって人工呼吸?する前に、弱々しく首が動いた。
「もう持ってないんですっ」
 医者とも相談し、魔物に強化されたマッスルボディにはニトロだかナイトロのスプレーは不要になり、セルフのドーパミンとノルアドレナリンで仏恥義理の加速をして縮地とか転移の四次元殺法で、リング上のルチャドールとなって駆け巡るようになった栞さん。
「これよ」
 すると香里が、四次元からではなく、首から下げた小さなスプレーを取り出した。
 そのスプレーには注意書きが付いていて、こう書かれていた。
『この方が倒れた場合、スプレーの薬品を2,3回喉に吹き付け、必要に応じて心臓マッサージ、人工呼吸を併用し、早急に病院に搬送して下さい』

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ