47香里の最後
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第四十七話
「何が一弥よっ、こいつは祐一よ。アンタの弟なんて、とっくの昔に死んでるんでしょ? 現実を見なさいっ、馬鹿じゃないのっ?」
先程の術で天候は悪化していたが、さらに黒雲が広がって夕立のような豪雨が始まり稲光が光る。
佐祐理のご機嫌が悪化すると天候が崩れるらしいが、舞の人格が風の精霊に変わっても、ここまでの変化は起こらないのではないかと思われる程、急激に雷雨が発生した。
現在怒りの人格で瞬間湯沸かし器の舞は、無言で刀が入った鞄を念動力で引き寄せ、真剣の方を抜刀して香里に向けた。
さらにイザナミとその妻?の怒りの影響なのか、週末時計が早送りになり、宇宙の定数が-1.7ぐらいになって木星付近と太陽周辺の宇宙が少し裂けた。
よく科学番組で見るゴム製の薄い膜の上に球体を転がし、球体の重量で沈む分で重力を表す模型。そのゴムが破れるように事象の水平線の向こう側が現れ、重力レンズの向こう側に見えていた天体すら観測不能にする別の宇宙、何も見えない異世界の切れ端が見え始めた。
選択肢
1,その場で佐祐理自身が制裁するため、香里の頭を掴んで差し上げ、バビル2世並の超高圧電撃で、バビルの塔に攻めて来たバランでも二秒でぶっ壊れるぐらいの「ピカチュウッ、十万ボルトだっ!」の刑に処してやり、映画グリーンマイルで頭に濡れたスポンジを置いてもらえなかった死刑囚みたいに踊らせてやり、生肉が焼き上がる匂いを教室に充満させて差し上げる。
2,佐祐理を罵った相手を舞が許すはずもなく、香里が泣こうが喚こうが、強化されているはずの手足から順番に切り落としてやり、わめき声が五月蝿いので声帯も切除、ダルマになった所で「ジョニーは戦場に行った」状態でも死ねない呪いが掛かった体で、モールス信号で「KILL ME、KILL ME」を連続で送信するだけの人生を開始して差し上げる。
3,もしくはスタートレック第1話に出た前任の艦長のように「異星人なので、バラバラになっていた人類の部品が、どこに付いているか分からなかったから適当に付けた」みたいな感じで、全部元の場所とは違う場所に移植してから接続修復して差し上げる。
4,佐祐理が「ちょっと他の書類も拝見できませんか〜?」と笑顔で油断させて、「不受理」のゴム印がある婚姻届や、両親の同意書、診断書、戸籍謄本、除籍謄本、原戸籍、などなどを受け取り、一瞥した後に舞に引き渡し、ヒイロユイみたいな顔をした舞が真っ二つに引き裂いてゴミ箱に叩きこみ、「香里、お前を殺す」みたいな展開になる。
5,ハイパー土下座外交開始。香里に漢の中段突きを叩き込んで膝を着いた所で頭を引っ掴んで額を床に叩きつけ、祐一も用務員のおじさん並の土下座を敢行、「関東土下座組」ぐらいの土下座を完成させ、佐祐理お姉様の怒りをどうにかして収めてもらう。帰ってからは犬
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