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KANON 終わらない悪夢
47香里の最後
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里に移動したからボクに交代したゾ、エヘンッ』
 人格が喜びの舞に切り替わったようで、何か意味不明だが偉そうにする姉。
 とりあえず香里を席に座らせて放置、とも思ったが、現在香里の席には名雪、自分の隣には美汐が陣取っているので置く場所がない。ピヨり具合も相当なので椅子では自立させられず、仕方なく保健室に搬送しようとお姫様抱っこしてみた。

 選択肢
1,邪魔くさいので美汐に「コイツも俺の女だ、気がつくまで面倒見てやれ」と命じて介抱させるか、美汐ちゃん梱包材で椅子に縛り付けて放置させる。
2,邪魔くさいので名雪に「コイツも俺の女だ、気がつくまで面倒見てやれ」と命じて介抱させるが、舞と香里の関係に嫉妬した名雪が、憧れの川澄先輩ともっと深い仲になるために体の精霊を交換し始める。
3,邪魔くさいので栞に「コイツも俺の女だ、気がつくまで面倒見てやれ」と命じて介抱させるが、これ幸いと姉の処刑を始める最終兵器さんを見て恐怖する。
4,邪魔くさいので舞に「コイツも俺の女だ、気がつくまで面倒見てやれ」と命じて介抱させるが、今は喜びの舞なので、香里は大勢の目の前で頂かれて裸にひん剥かれそうになり、慌てて保健室に連れて行く羽目になる。
5,佐祐理お姉ちゃんにだけは逆らわない。香里が暗殺される前に保健室に出頭して、保健医に救いを求めてみる。

 選択「5」
「相沢くん、香里を保健室に」
 気を失った香里を支えるのに、委員長も駆け寄って手を差し伸べたが、そこで純血の妖狐の手に触れてしまった。
「あっ」
 接触部から妖狐の強い妖力を受け取り、鼻からは妖狐のフェロモンを嗅いでしまい、発情させられた委員長は、恋をしてはいけない相手に恋をして、自らの不倫賛成を肯定する立場に立った。
(あ、相沢くんって、こんなに格好良かったかしら?)
 お姫様抱っこのまま運搬される香里を補助しながら、祐一に接近を図る委員長。
 その行動と赤外線による体温上昇、局部、腹部の温度上昇は栞に見破られて「祐一さんに女が近付いているセンサー」が働いて追跡され、いつものように美汐プレデターさんも同行した。

『ふっ、キャピュレットの犬め、我が弟に手を出そうなど片原痛いわ』
 何やら喜びの舞が一人芝居を始め、倒れたジュリエットだかティボルトに、嘲りの声を掛ける。
 佐祐理は舞の人格が切り替わったのを見てビデオを準備し「舞ちゃん一人ミュージカルの巻」を録画していたが 大好物の匂いを嗅いで、舞の芝居に全力で乗っかった人物がいた。
「おのれ、モンタギューめ、我が剣を受けよ」
 手持ちの30センチ定規で斬りかかったのは、演劇部の王子だった。
 もうこの頃には、観客も全員変なスイッチを「オン」に切り替えられていたので、生タカラヅカ歌劇を見た女子もキャーキャー言いながら、参加したり観客に
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