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KANON 終わらない悪夢
47香里の最後
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で歩き、保健医不在の保健室に乱入して空きベッドに姉のタヒ体を乱暴に投げ出した。
「ぎゃっ」
 パンツやケツ丸出しで転がる姉を放置した栞を見かね、委員長がスカートを直してやり、靴と上着も脱がせ、薄い布団も掛けてやる。
「美坂さ… 香里さんどうしたのかしら? 川澄さんともいつの間にあんなに親密になってたのかしら?」
 委員長的には、祐一と香里、佐祐理、舞、目の前の栞との関係の方が気になったが、クラスの話題と言うか懸案事項として、舞と香里の仲を把握しておきたくなって聞いてみた。
「え? あいつらは… どう言ったらいいのか」
 一般人と思われる委員長には魔物や使い魔を説明できずにいると、栞が口汚く話した。
「うちのお姉ちゃんは誰とでも寝るクソビッチです。名雪さんと関係がありながら、祐一さんも誘惑して、舞おねえ… 川澄さんとも同時進行で「肉体関係」があって、男女見境い無しです」
 ちょっと事実とは違ったが、栞が簡潔に解説してくれたので、否定もできない祐一。
「え? そうだったの?」
 栞の悪態や冗談?に気付かない真面目な委員長は、その言葉を信じた。香里から祐一への純愛を聞いて応援していたが、自分の恋愛事情にも都合が良く「その必要は無い」と切り替えられ、自分の恋を優先させた。
「でも相沢くんも、栞さんに始まって、水瀬さん、香里さん、川澄さんに倉田さんでしょ? 凄いのね」
 もう自分もその仲間でも良いのか、ジゴロで女殺しのテクニックで引っ掛けて欲しいのか、笑顔で問いかける委員長。
 今のところ真琴二人、月宮一行、秋子、美汐、ヤンキー女、眼鏡地味子さんなどへの乱暴狼藉の数々は聞き及んでいないらしい。
「うぐぅ」
 清廉潔白な人物から、自分の乱行を指摘されてしまい、うぐぅの音を漏らす。
 この上、未亡人下宿の管理人である、戸籍上の叔母までヤってしまった叔母さんファッカーで、血の繋がった姉もヤったシスターファッカーで、1月まで狐のメスだった子までやった北海道獣姦道路ファッカーだと気付かれれば、人間として扱われないのは明白で、汚い物を見る目で見られるか、別の委員長みたいに「不潔よぅ〜〜〜」と叫ばれて、文芸部員A,Bかチトセくんみたいにアッパーカットを食らって星になるしかない。
「でも正直、そんなに女の子にモテる相沢くんに興味が湧いてきたわ」
 祐一も目の前の真面目な女が、いつものように妖狐の妖力やフェロモンにヤられて頬を紅潮させ、目の下も少し充血させて腫れぼったいような表情になり、多分下腹部も充血させてパンパンに膨らませて、メスの顔をして発情し、交尾をせがんでいるように見えた。
「「ああ?」」
 その言葉を聞いて、顔を歪める化け物二匹。
 授業を受けていて教室から出ず、騒乱にも話し合いにも参加しなかった委員長は、目の前にいる栞が北海道の大
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