46眼鏡地味子さん、保健医も快楽堕ち
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リンとかノルアドレナリン全開にしてくれる人物がいなかったので、気弱な香里に戻っていた。
「あ、相沢くん……」
案外それは正解で、香里の目には見えないプレデターさんが待ち構え、祐一の正面に来た時点で魔物の腕力とスピードで襲い掛かり、朝に栞達にブチかました対魔物にも通用する強烈な術を叩き込まれるのを防いだ。
「あの、これを読んで欲しいの」
非常に気弱に、離れた所からブ厚い手紙を差し出すと、顔を背け、耳まで赤くして受け取りを待った。
「はい、お父さん」
その手紙は名雪が配達してしまい、美汐が襲撃するのを邪魔したが、祐一の手には、可愛い便箋10枚、レポート用紙30枚にも及ぶ大作が手渡された。
(重えぇぇ)
香里の愛が重すぎてドン引きするが、今日は凄まじい嘘芝居を喰らわずに済んで安心する。
「それより倉田さん? 聞きたいことがあるんですけど?」
祐一が王子や委員長に締め上げられる前に、佐祐理対香里の夢の対決の膜?が切って落とされようとしていた。
「おや〜、どうしましたか〜?」
自分の席に戻り、ビデオを仕舞い込んでいた佐祐理だが、不要物検査で中身を見られると、保健医即タヒ物の猥褻物を内ポケットに隠し持った。
「これ、どういう事ですか?」
内容証明のコピーを佐祐理に突き付け、何か頭がユルそうな感じの佐祐理にも分かりやすいよう、マーカーペンを引いて見やすく処理した書類を机に叩き付けた。
『え〜〜? 「相沢祐一氏は倉田佐祐理嬢と七年前から婚約関係にあり……」 一弥、喜んで頂戴、お姉ちゃんの婚約者ってね、一弥だったみたい』
香里が佐祐理に絡んだ時点で、碌なことにならないのは確定していたので、恐ろしい戦場になりそうな教室から可及的速やかにフェードアウトしようとしていた祐一だが、見付からないように忍び足でゆっくり逃げていたのが仇になり、佐祐理の言葉を聞いた美汐、舞、栞、月宮真琴が許さず、即座にとっ捕まって佐祐理の席の前に引き摺り出された。
「やめてよう、やめたげてよう」
泣いている祐一を魔物の腕力で拘束し、「あ? テメエ何勝手に佐祐理(お姉さま)と婚約してやがんだ? アア?」みたいな病んだ目で見る、実のお姉ちゃんと、七年前に仮祝言も済ませ、婚姻関係にある美汐さん。
先日秋子ちゃんが認めた婚約者である栞さんは、強い小宇宙で美汐の術を打ち破って、祐一にペガサス流星拳を叩きこもうとして、ペガサス座の星の軌道を手でなぞっていた。
『さあ一弥、すぐにお姉ちゃんと(偽装)結婚しましょうね(は〜と)』
「うぐ〜〜〜〜ぅ」
秋子ちゃんは、祐一を売る権利を多重に行使して、二番抵当、三番抵当を押し付けられた女にも「婚約者」の称号を与えていた。
七年前、倉田家に許可したのは、「佐祐理と交尾させ、種付けだけして一弥を返す」と言
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