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KANON 終わらない悪夢
46眼鏡地味子さん、保健医も快楽堕ち
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ヒさせられる女だとは思わず、前からその気が強かった女も、か弱そうな後輩を見て栗と栗鼠を大きくしていた。
『はぁ、凄いプニュプニュ、胸だけじゃ無くてお腹も…』
 舞も「ただ太ってるだけでいつもニコニコしてる癒し系の子」を見て一発で気に入り、何でも美味しそうに食べそうな子に、何か食べさせてやりたい、美味しそうに食べる所を眺めていたい、と思うようになっていた。

「あ、美汐ちゃん、女の子同士でこんな…」
 美汐の方も、7年前まで親友だった眼鏡地味子と再会し、当時とは違う方法で親交を深めていた。
「ごめんなさい、あれから色々あって、どうしても一人でいたかったの。貴方ともお別れしてたけど、失ったあの子を取り戻したから、また貴女とも一緒にいたいの、許してくれる?」
「ああっ、それはいいけどソッチはダメえっ」
 眼鏡地味子さんも佐祐理溺愛ハグによって陥落していたが、小学校の頃の親友と「深い仲」になるのは躊躇われたのか、そちらはお姉さま方に味見されてからでないと困るらしい。

(何て酷でえ光景だ…)
 生徒を指導するはずの教室では、この学校一番の問題児になった佐祐理に汚染され、ユリクマ会が使用するレズビアンの館へと落ちぶれて、神域への通行を許可する「通行証?」の実印が押され、命のビザ発行される場所になっていた。
 舞の精霊までは貸し出しされなかった少女達も、災厄が起こる日には神域に逃れる権利を得た。

 生徒指導室2
「という訳で、教頭センセイ、もうこの世は終わりらしいや。妖狐とのハーフの舞さんが言うんだから間違いねえ、思い残すことが無いよう、何でもやっておきなせえ。それと、そっちのお孫さんも連れて来て、相沢の旦那に差し出せば今なら助かる、ちょっと抜けて連れて来ておやんなせえよ」
「うちの孫はまだ中学生だ、嫁に出せる歳じゃない」
 重大な問題を聞かされ、土気色の顔になっていたが、それでも平常心を保ち、世間の常識回路を激しく活動させる教頭。
「そんな固いこと言ってる場合じゃねえ、週明けには噂が広まって大変な事になる。そしたら順番だの予約だの、とても順番なんか回って来やしねえっ、何ならあっしが連れてきやすぜ、中学校に電話一本いれてくれりゃあ…」
 それでも堅くて律儀な教頭は、教育者である自分の孫だけを優先して妖狐の嫁に出し、破滅から救おうなどと考えもしなかった。
「てやんでえ畜生っ、お高く止まりやがって、俺はあんたのそんな所がでえ嫌れえだっ、こっから先はこのハチ公が勝手にやらかす事だ、黙って見ててくれ」
 用務員のおじさんは、指導室から教頭の孫がいる学校に電話を掛け、「教頭が倒れたので高校まで連れて来て欲しい、保健室で寝ている教頭を見舞って、病状が悪ければ病院に入れるので付き添って欲しい」と頼んで電話を切った。
 お互いに、自分には絶
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