暁 〜小説投稿サイト〜
KANON 終わらない悪夢
45穢された仄かな恋、快楽堕ちのヤンキー女
[8/15]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
る、貴女にはどの精霊がお似合いかしら?』
 ヤンキー憧れの星、舞姐さんに右側から低音で囁かれ、祖父の目の前で堕ちてメスの顔をする少女。左からは上流階級のお嬢様から頬にキスされ、胸や腰を撫で回されて、卒倒寸前になっていた。
「お姉さま、私を放っておいてナニしてるんですか? ここ、生徒指導室ですよ?」
 栞の指摘通り、まだ正気を保っている見物人がいる前でレズ行為を開始している三人。保健医は関係者らしいので、いつでも口封じが可能で、美汐の術で一般教師は倒れていたが、青い顔の教頭がさらに顔色を無くして、超問題児達の行為を見守っていた。
『あら、教頭先生、お恥ずかしい所をお見せしました、そちらの話はもう良いんですか?』
「え? ああ、話し合いは終わった」
 暴力に屈したと言うか、栞の軍門に下ったと言うか、この学校を火の海にしないように裏取引が成立し、栞、舞、佐祐理、祐一の問題行為は不問とされた。
「じゃあ私は表で待ってる人を解散させてきます、それまで変なことしないで下さいよ」
 もうペロペロされ始めているヤンキー女とお姉さま方を置いて、外の暴力集団を解散させに行く栞。
 その際、「俺は舞姐さん以外認めねえっ!」という抵抗もあったが、肉体言語やマッスルボディで会話して叩きのめし「ほ、惚れた…」と言わせて、納得しなかったマゾ男達を、舞と同じ手口で調教して追い払った。

『ゆうくん、お姉さんがエッチなことしてるの見て興奮した? じゃあね『人払い』『消音』さあ、お前達はここから出て行け』
 美汐の術に掛かっていた教師達は、セリフの後半、極低音の命令口調を聞いてロボットのように立ち上がって退出。保健医は実家に報告するため逃げ出し、用務員のおじさんも孫娘を別の世界?に旅立たせる決心をして退出した。
「さあ、教頭センセイ、野暮は言いっこ無しだ、これから男の話がありやすから付き合っておくんなせえ」
 妖狐関連の大事件が起こっているのを伝えるため、教頭も引っ張って出て行くおじさん。この二人は切っても切れない仲で、生徒の問題を完全無視して「無かったこと」にする校長に代わって、闇社会と体を張って話し合いをする教頭と、話を繋いでやって間を取り持つ間柄で、孫娘をここに入学させるため、いつもの「男一生一度の願い事」で、いつもの土下座をやらかして、素行面のマイナスを消してもらったり、人には言えない関係があった。

『佐祐理、この子、良い香りがする。きっと金髪の下は黒髪じゃなくて、佐祐理に似た茶色、フォックスブラウンの髪だと思う』
 どの家の系列か分からないが、妖狐の家系か、濃い血を持つと思われるヤンキー女。愛人の母ではなく、父親の系統が妖狐の直系だと思われる。
『へえ、そうなんですか』
 真琴や月宮真琴のような、本物の色に近い茶色ではなく、佐祐理は自分と同じぐ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ