0037話『北方水姫討伐編成と油断』
[3/3]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
連と千歳、千代田が頑張ってくれて切り抜けられた。
そして、
「提督! 敵深海棲艦のお出ましだ! いくぞ!!」
「わかった! 全艦、第四警戒航行序列で陣形を組んで迎え撃つぞ!」
そして敵深海棲艦の部隊と交戦を始める。
そんな事を繰り返しながらもなんとか初の試みで北方水姫がいるであろうエリアまで迫ってきていた。
「…提督。この先にボスがいます。お覚悟を…」
「分かっているさ、大和。全艦、第四警戒航行序列の陣形で挑むぞ!」
「「「了解」」」
そしてついに邂逅する北方水姫。
「コノワタシト…ヤルトイフノカ………! オモシロヒ!」
そこには少し目のやり場に困る格好をしている北方水姫の姿があった。
それでも裏腹に伝わってくる威圧感が私の肌をビリビリと撫でる。
これが姫の威厳か…ッ!
《提督…あまり見つめすぎないでくださいね?》
「わ、わかっている…」
榛名に少しジト目でそう言われながらも、私達は戦闘に突入する。
「戦艦大和! 押してまいる!!」
「いくぞぉ! 武蔵、突撃だ!!」
「さぁ、私の火力見せてあげるわ…Open fire!」
戦艦三人が次々と深海棲艦にダメージを与えていく中、
「(大丈夫だ…ここまで来たんだからもう後戻りはできない…)」
胸の動悸を必死に抑えながらも、
「榛名、妖精さん…やるぞ!」
《はい! 提督のお役に立ちます!》
【やりましょうか】
それで私は全砲塔を構えて砲撃をした。
それは重巡を沈めたようで「やった!」とガッツポーズをした次の瞬間だった。
誰かの「提督ッ!」という叫ぶ声が聞こえてきたのは、
「えっ…?」
気付けば目の前に砲弾が迫ってきていたのだ。
それは重巡に攻撃をして一度目を離した瞬間に北方水姫が私に向けて放ったものだった。
「嘘……」
《提督! 避けてください!!》
榛名の叫ぶ声が聞こえてくるが時遅く私は直撃を食らってしまった…。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ