旧校舎のディアボロス
狂人神父登場
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懐に手を入れ、拳銃と刀身がない剣の柄を取り出す。
−ブィンッ−
空気を振動させる音。
見れば、剣の柄元から光の剣を作り出す。
「光の剣!?」
「今からお前のハートにこの剣を突きたてて、この拳銃でお前のドタマに必殺必中Fall in loveしちゃいまーす!」
神父が駆け出して、横薙ぎに振るってくる。躱すと拳銃を向けて引き金を引き撃ってくる。
首を傾げ避けた瞬間、一誠が声をあげる。
「ぐあぁぁぁ!?」
「一誠!」
倒れこみ、ふくらはぎを抑えていた。
「エクソシスト特製祓魔弾! お味はいかがッスかー? 銃声音なんざしません。光の玉ですからね」
チッ! 厄介な武器を所持していやがる!
「んじゃ倒れた悪魔君にはこの聖なる光りの剣で刺して・・・」
「フッ!」
「やぉい!? あっぶねーじゃんクソ人間が!」
両手に黒と白の剣、干将莫邪を投影し黒い方を投げつけるがあっさりと躱され斬りかかってくる。それ白い方で受け止める。
金属音が響き、鍔迫り合いになる。
「いやー。ただのクソ人間じゃなく、神器もちの人間だったとは・・驚き〜」
「お前もやるな」
「そりゃー、悪魔を殺すのに色々と学びましたからねー! おかげで俺はこんな素敵なお仕事に就けたのだから、感謝感謝!」
ケタケタ笑うフリード。
イカレてる・・・レベルじゃないな。
「バキュン!」
「チッ!」
至近距離で放たれた銃弾を避け、膝蹴りをお見舞いし離れる。
「イターイ!」
変な声を上げ、倒れこむ。
フリードは腹をさすり俺を睨みつけてくる。
「あー、面白いね。どこまで肉を細切れに出来るか、世界記録に挑戦しましょうか! アーハハハハ!!」
キレた笑いをしながら斬りかかってくる。
「やめてください!」
斬り返そうとそうとした時、見覚えのあるシスターが間に飛び込んできた。
この声、まさか・・・。
「あっぶなー! もう少しでチョンパするところだったよ。結界は張り終わったのかなアーシアちゃん!」
「フ、フリード神父様。これは! い、いやぁぁぁぁぁぁッ!」
壁に打ち付けられている死体を見て、悲鳴をあげた。
「ん? そっかそっか! 君はビギナーでしたな。これが俺らの仕事。悪魔に魅入られたダメ人間をこうして始末するんす」
「そ、そんな・・・!」
不意にアーシアの視線が此方を向き、俺たちを見て驚く。
「ああ。この倒れてる奴はクソ悪魔。んで、神器を持ってるのは悪魔に魅了されたダメ人間です」
「イッセーさんが、悪魔?・・・」
「騙してたわけじゃない! ただ、その・・・ごめん」
「アーシアに危険が及ぶよ思って黙っていた
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