旧校舎のディアボロス
シスターとはぐれ悪魔
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をかけオイタするいけない子は、お仕置きですわね」
両手に雷を迸らせ、微笑を浮かべる。
「彼女は女王クイーン。他の駒全ての力を兼ね備えた無敵の副部長よ」
睨みつけてくるバイザーを見て、不敵な笑みを浮かべる。
「あらあら、まだ元気そうね。ならこれはどうでしょうか?」
両手を天に向けた瞬間、光り輝き雷が落ちた。
「ギャアアアアアアアアアアッ!」
「魔力を使った攻撃が得意なの。雷や炎、氷などの自然現象を魔力で起こす力」
激しく感電し、煙を上げて痙攣するバイザーを見て、頬を紅く染め嘲笑を作り出していた。
・・・やれやれ、また始まった。
「あらあら、まだ元気そう。うふふ」
「何か朱乃さん凄く怖いんですけど!?」
「始まったわね・・・彼女はね、究極のSなのよ」
「どこまで耐えられるかしら! うふふふ」
楽しそうに攻撃を繰り出す朱乃のSには、リアスや木場と俺は苦笑を浮かべていた。子猫はいつも通り無表情で見ている。見慣れてしまったのかもしれない。
朱乃を慕っているやつらが見たら、幻滅でもするのかな?。
「朱乃。そのくらいにしておきなさい」
「もうおしまいなんて・・・ちょっと残念ですわね。うふふ」
リアスに言われ、漸く攻撃をやめ、振り返った表情は愉悦の表情を浮かべていた。
本当に物足りなさそうな感じだ。
戦意を失ったバイザーにリアスが、近づいた瞬間、目を見開き血反吐を飛ばしてきた。
跳び避けた時を狙って、最後の足掻きといわんばかりに飛び掛ってきた・・・俺に。
「シネーーーーー!!」
「避ける必要はねぇよ。子猫下がってろ」
小猫を下がらせ俺は無手で少し変わった構えを構えを取る。牙が当たる直前、俺はバケモノの背後で投影した長刀を振り切っていた。
「秘剣・・・燕返し」
直後、バケモノの体が斬り裂かれ大きな音を立てて倒れこんだ。
「スゲーー! 今の何だ!?」
「ギリギリだけど、一瞬の一振りで二つの斬撃を寸分狂いなく繰り出したんだ」
「うふふ。トーヤ君はお強いですわね」
「トーヤ先輩・・・・・・さすがです」
「眷属にほしい位だけど、残念だわ」
皆がそれぞれ感想を口に出してくれる。
斬り裂かれた遺体をリアスが魔力によって跡形もなく消し飛ばした。
「終わったわ。さあ、帰るわよ」
「「「はい、部長」」」
リアスの言葉で、何時もの陽気な雰囲気に戻った。
歩き出す中、一誠が質問を投げかける。
「あの、部長」
「なあに?」
「それで、俺は? 俺の駒って言うか、下僕としての役割は何なんですか?」
一誠が期待を目に宿すが、リアスはそれを砕いてくれた。まぁ、俺も予測はつくがな。
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