旧校舎のディアボロス
シスターとはぐれ悪魔
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を言っていると、暗がりから巨大な下半身が出てきて全体が露になる。
「うぁッ!!」
「さっき言ったろ? 心も肉体も醜悪になるって」
大きさは五メートル程。巨大な腕に獣の下半身、尾は蛇で独立で動いている。
正真正銘の化け物だな、コイツは。
「あんないいおっぱいなのに、勿体ねぇ・・・あ? あれ魔方陣じゃね!?」
直後、バイザーの胸から魔力の一撃が放たれる。攻撃方法も下品だな。
皆が回避してる中、反応に遅れた一誠を部長が抱え込んで回避した。
-ドォォォォッ!-
そのまま壁を直撃し、溶かす。酸か?
「ウワッ! た、確かに化け物だ」
「油断しちゃダメよ。祐斗!」
「はい!」
隣にいた木場が、飛び出す。さっすが騎士。
「消えた!?」
「速すぎて見えないのよ。祐斗の役割は騎士ナイト。特性はスピード。そして最大の武器は剣」
化け物が周囲を見渡す中、懐に入り込んだ木場が目に止まらない速度で剣を振るい腕を斬り落とした。
「ギャァァァァァァァッ!」
傷口から血が噴出し、バイザーの悲鳴が木霊する。
そんな中、小猫が平然と近づく。
「危ない! 小猫ちゃん!」
「チビガァァァァッ!!」
バイザーの顔が醜悪に変貌し、胴が縦に裂け鋭い牙が生え子猫を飲み込む。
「大丈夫」
リアスが言った直後、徐々に口元が開いていき、瞬く間に大きく開いた・・・でも、制服が溶けかかって可愛らしい下着が見えかけていた。
「子猫は戦車ルークよ。その特性はシンプル。バカげた力と防御力。あの程度じゃビクともしないわ」
「・・・・・・吹っ飛べ」
小猫が殴りつけた瞬間、バイザーの身体が言葉通り吹っ飛び柱を叩き折り壁に叩きつけられた。
何事もなかったかのように戻ってくる小猫に近づき俺は制服の上をかぶせる。
「小猫・・・戦車だからといって身体は丈夫かもしれないが制服はそうじゃない。次は最悪裸かもしれないぞ?」
「分かりました・・・・・・次からは気をつけます」
「分かればよろしい」
「・・・・・・♪」
俺が小猫の頭を撫でると気持ちよさそうに目を細めた。
「朱乃」
「はい部長。あらあら、どうしようかしら? うふふ」
笑いながら、倒れたバイザーに近づいていく。その時、木場に斬りおとされた腕が、ピクリと動きリアスに襲い掛かる。
「部長!」
それに早く気がついた一誠が神器セイクリッド・ギアを顕現させ殴り飛ばした。
さっきまで呆けていたのに、よく動けたな。
「あ、ありがとう」
「あー、いえ。身体が勝手にって言うか・・・」
照れる一誠にお礼を言い、朱乃へ命を出す。
「朱乃、やってしまいなさい」
「部長に手
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