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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic32プライソン戦役終結〜The Truth〜
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だ!」

記憶修正が避けられないならせめて、これだけは伝えておきたい。あの子やガーデンベルグ、フィヨルツェンが少しでも苦しまないように。

「はい・・・はい! 私も、私たちも、お父様とお母様を愛しています!」

リアンシェルトは子供のように涙をボロボロ流した。あぁ、出来ればもう一度だけお前を抱きしめてやりたかった。

†††Sideルシリオン⇒シャマル†††

ルシル君による“アグレアス”の破壊、艦隊によるゆりかごと隕石の破壊。それらが終わった時、プライソン戦役の終結が正式に発表された。その後は局と教会は本件における被害の確認、および要救助者の救出を行うことになった。局員や騎士たちが組織の垣根を越えて救助作業に勤しむのを、私とザフィーラも手伝う。

「シャマル医務官! 重傷者です、治療をお願いします!」

「はいっ!」

私は医務官として、現場を忙しなく回っていた。民間人はゆりかごなどの兵器起動を確認してから避難を行ったことで、直接的な被害は出てない。けれど巡航ミサイルや戦車・装甲車の砲撃で崩れた建物に巻き込まれたり、崩落して来た瓦礫に当たったりと、間接的な被害で多くの死傷者を出してしまった。

「気をしっかり持ってください!」

瓦礫に挟まれた男性を助け出し終えていた騎士の皆さんと場所を変わって、まずは応急処置となる治癒魔法を掛ける。出血が止まったところで、治療キットが収められた医務官バッグから治療道具を取り出して処置を施す。

「――あとは病院へ搬送をお願いします!」

「了解です!」

現場で出来るだけの事をやったら、本格的な治療を行える医療施設に搬送する。私は「ふう」と袖で額の汗を拭い去って、「よし、次!」の現場へ向かう。そこは倒壊したビルの瓦礫の山で、武装隊と騎士の皆さんが瓦礫を撤去しながら「もう少しです!」内に向かって必死に声を掛けてる。側には白衣姿の私の同僚の医務官たちが居る。

「シャマル先生!」

「ティファ先生!」

10年前からの付き合いであるティファレト・ヴァルトブルク医務官と合流。事情を伺えば、この瓦礫の山の下に、少なくとも8人の要救助者が居るとのこと。だけど瓦礫の撤去に手間取ってるとのこと。

「アルテルミナスやシスター・プラダマンテなど、スキル所有者をお呼びしたんだけど、お2人とも別の瓦礫撤去に従事しているようで・・・」

「そう。ザフィーラ、瓦礫の撤去の手伝いをお願い」

「ああ」

私の護衛に付いてくれてるザフィーラも瓦礫の撤去に参加。瓦礫が撤去されるのを待つ間、私たち医務官は打ち合わせ。そんな時に『こちらルシリオン。瓦礫撤去作業に移ります』そんな通信が入った。

「ルシルく〜ん! こっち〜!」

両腕を大きく振って、空からゆっくりと降下
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