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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic32プライソン戦役終結〜The Truth〜
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「いや。すべてレーゼフェアの仕業だった。複製権限は取り戻させたが、左目はちょっと複雑な状況でさ」

言葉を濁したルシル君。何か言いづらい事があったみたいやけど。それはもっと落ち着いてから話しした方がええかも。ルシル君は「はやて。少し時間が欲しい」って、総部長へと振り向いた。

「え? ちょ、まさか2連戦とかする気か!? こんなところで、このタイミングで・・・!?」

「いいや。話をするだけだよ。構わないでしょう? リアンシェルト総部長」

ルシル君がちょう煽るような口調で誘うと、総部長が目を伏せた後に「ええ。構いませんよ。セインテスト調査官」応じた。そんで私たちは一旦地上に降りて、私は六課の部隊長として事後処理へ、ルシル君とアイリは総部長と一緒に人の居らんところへ歩いてった。

†††Sideはやて⇒ルシリオン†††

アイリを伴ってリアンシェルトと人目の無いところへ向かう。俺の前を歩く局の制服姿のリアンシェルトが、「あの路地裏を使わせてもらいましょう」と指差した。上部が倒壊している2棟のビルの間だ。側には局員も騎士も居ない。この区画の事後処理はまだ始まっていないようだ。

『アイリ』

『マイスターの思うがままに。マイスターとリアンシェルトは娘だし、それに以前・・・アイリもお世話になったし。口にキスくらいまでなら許してあげるね〜♪ あ、その先は許さないけど』

アイリがそう言ってくれた。が、『あの子は娘だ。キスの先なんて有り得んわ』とツッコみを入れておく。あの子が路地裏に入ったところで俺は変身魔法を発動し、本来の身長181cm程へと変身する。

「それでは神器王。お話というのを聞かせて頂きま――っ!?」

俺に振り返ろうとしたあの子を背後からギュッと抱きしめた。息を飲むあの子は「きゅ、急に抱き付くとか何を考えてますか!?」すごい勢いで怒鳴ってきた。それでも構わずにあの子の腹のところで両手を組んで抱きしめる力を強めると、あの子は「ひゃう!?」と小さく悲鳴を上げた。

「は、はな、離しなさい! 今すぐ! そうでないと殺しますよ!? 殺しちゃいますから!」

俺の腕の中で身じろぎするあの子が喚き散らすが、どう見ても全力じゃない。この子が全力を出したら、軽い身じろぎだけで俺は何十mと吹っ飛ばされてしまう。でもそうならないのは、この子が本気で、全力で俺をどうにかしようと考えていないからだ。

「やってみるといい。さぁ。俺をあの時みたく凍結封印でも、ぶん殴ってでも、魔力放出でも、なんだっていい。俺のような格下ならどの手段でも殺せるぞ」

「っ! 調子に乗っていますね神器王・・・! 八神はやてが、私とあなたが2人きりで居ることは知っている。そして凍結封印でもしてあなたを砕いたら、私が疑われる。などと考えて、私
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