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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic32プライソン戦役終結〜The Truth〜
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不死から解放されたいがために、今回の事件を起こしたのに・・・。何が原因でプライソンは亡くなったんやろう・・・?)
ひょっとしたら私らの気付かん内にプライソンも暗殺されたかもしれへん。となると、本事件の被疑者が暗殺・拉致されたことになるわけで。これは管理局の超絶なヘマになる。私も機動六課の課長としての責任を問われると思う。
「こちらヴァスィリーサ。月の裏側よりミッドへと墜落中の衛星兵器・アグレアスを首都より肉眼で確認。現在、内部にて内務調査部のセインテスト調査官がアグレアスの管理権限を奪うため、管制機と交戦中。そのため私が現在展開している氷結結界の1枚を解除します。衛星軌道中にて隕石を破壊している艦隊各艦は、これまで以上の警戒をお願いします」
リアンシェルト総部長が全体通信を入れた。私は近くに居るから、直接その言葉を耳に入れる。ルシル君は今、“エグリゴリ”の1機であるレーゼフェアと交戦中のはずや。レーゼフェアが“アグレアス”の管制を担ってるってことで、ルシル君はアイリと一緒に突入したからな。
「ルシル君・・・」
総部長が結界を一部解除したのは、“アグレアス”をルシル君やアイリごと凍結させへんためや。正直、“エグリゴリ”はルシル君――正確にはセインテスト家の命を狙ってるから、“アグレアス”ごとルシル君を・・・ってちょっと思うた。
「零鏡ハガルイズ・・・!」
「っ・・・!?」
総部長の前方に出現したのは円い1つの装飾鏡。ソレから発せられてる魔力に総毛立った。この感じは間違いない、神器や。総部長は浮いてる鏡に右手を翳して、そのまま鏡ごと右腕を空へと掲げた。吹き荒れる魔力に「ひゃあ!」吹き飛ばされそうになるのを必死に耐える。魔力は鏡の前方に集束していって、30cmほどの魔力スフィアになった。恐ろしく圧縮された魔力や。
「何を・・・!?」
「万が一、彼がアグレアスの乗っ取りに失敗した場合、私がアグレアスを墜とします」
「ル、ルシル君は・・・!? あそこにはまだ、私の大切な家族が・・・っ!」
そうゆうことか。総部長の狙いはおそらくそれ。ルシル君もろとも“アグレアス”を破壊する大義名分が必要なんや。ミッドってゆう惑星1個に、そこに住む何十億人ってゆう人命か、ルシル君とアイリの2人の命。しかもルシル君は総部長の殺害目標や。その時が来れば容赦なくルシル君とアイリを殺す。
『はやて。クロノだ。ルシルはまだアグレアスから戻らないのか?』
元は“聖王のゆりかご”を破壊するために本局から寄越された艦隊の内の1隻、クラウディアの艦長を務めてるクロノ君から個別回線で通信が入った。
「うん。10分ほど前に連絡を入れた時、これからレーゼフェアとの交戦に入るって・・・」
『そうか。僕たち艦隊は順調に隕
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