暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1696話
[4/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
うした?」

 そんな俺の様子を疑問に思ったのか、尋ねてくるハワードに首を横に振る。

「いや、何でもない。ウイングゼロを使えるようになるのが嬉しいだけだよ」
「そうか、そうか」

 俺の言葉に、ハワードは嬉しそうに笑う。
 設計した段階……20年くらい前だったか? その当時は技術的な問題だったり、素材的な問題だったりで実際には作ることが出来なかったウイングゼロを完成させられたのだから、嬉しさも強いのだろう。
 ましてや、TV版と劇場版という2つの仕様を融合させるという真似をしたのだから、そこに掛かった苦労を思えば、ハワード達にとっては嬉しい限りといったところか。

「ああ、そうだ。トールギスの方だが色を白に戻しておいてくれ。綾子がトールギスに乗り換える時、俺が使っていたままの外見だと敵の攻撃が綾子に集中しかねない」
「……ふむ、なるほど。分かった、変えるのは機体色だけでよいのか? スーパーバーニアの方は……」
「そっちはそのままでいい。綾子なら、今のトールギスでも十分に乗りこなせる筈だ」

 今のトールギスのスーパーバーニアは、元々の仕様から更にハワードが改修した代物だ。
 そうである以上、乗りこなせるのかどうかが心配だっただろうが、俺はそれに太鼓判を押す。
 実際、今の綾子の能力はパイロットとしてガンダムのパイロット級……いや、それ以上のものにすらなりつつある。
 シミュレータでトールギスを使い、デスサイズヘルやアルトロンガンダムと戦っているのを何回か見ているが、新型機――正確には改修機――を相手にしても、トールギスは一進一退……いや、勝率で言えば五飛を相手に6割から7割といったところだ。
 元々の素質もあるんだろうが、俺が色々な場所に顔を出して、エンデュミオンの鷹として活動したりしている間にも、綾子は必死に訓練をしていた結果が出た形だろう。
 今までシャドウミラーのパイロットは、俺、ガンダムパイロット級、ヒルデという3つに分かれていたが、今では俺、綾子、ガンダムパイロット級、ヒルデと4つに分かれつつある。
 ……まぁ、綾子の場合は半サーヴァントだけあって、元々の身体能力が高い。
 また、操縦センスという意味でも一級品であるのを考えると、この結果は当然なのだろう。
 ちなみに凛の方も、サリィからピースミリオンの艦長として色々と仕込まれている。
 正直なところ、こっちは俺にとっても予想外だったが、非常に助かっている。
 シャドウミラー……このW世界じゃなくて、ホワイトスターの方のシャドウミラーでも、艦長職は足りなくて困っていたところだ。
 量産型Wがいるし、カトンボはAIの方で制御してくれるが……それでも有人艦というのは色々と便利だし。
 ピースミリオンをこのままシャドウミラーに編入するか、それともバル
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ