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DQ5〜友と絆と男と女  (リュカ伝その1)
55.メリーゴーランドとかコーヒーカップとか、同じ所を回るのが好きな人がいる。
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にレバーを動かす!
鈍い音と共にレバーが動く。
同時にレバーが壊れる。
ループ車線からストレート車線へトロッコは移行し、線路の終着点へ着くと勢いそのままでおっさんは放り出された。
大丈夫かな…あのおっさん。


「いや〜…助かりました」
おっさんはひょっこり起きあがり、何事もなかった様に近付いてくる。
丈夫だな…
「申し遅れました、私は天空人のプサンです」
「はぁ…よろしく…僕はリュカ、ティミーとポピーは僕の子供です」
「初めまして」
「よろしくお願いします」
「私は、ドリスよ。このパーティーの実質的なリーダーよ!」
勝手だなぁ〜…

「あの…何故こんな所に?」
話を変える為に、俺はプサンと名乗るオッサンに尋ねてみる。
「はい。私は墜落した天空城を目指していたのですが、切り替え間違えまして…20年間もあそこで回ってました」
「…へー…」
ヤバイ!この人馬鹿だ!
あんな勢い良く放り出されてもケロっとしているのだから、トロッコから飛び降りても大して怪我はしないだろうに…
にも関わらず20年間も…

「あなた方も天空城を目指しているのですか?」
俺がドン引きしているのに気付かず、プサンは尋ねてきた。
「はい。やはり、この洞窟から天空城へ行けるのですね」
「はい。私が乗っていたトロッコで真っ直ぐです!」
え、大丈夫かな?
「切り替えさえ間違えなければ大丈夫ですよ」
説得力ねぇ〜!20年の重みはでかいね。





<天空城>

プサンの言う通り、あのトロッコに乗って直走ると、急に視界がぼやけ気が付いた時には水中の城の前に立っていた。
「ここが天空城(笑)!」
「リュカさん…何で笑うんですか?正真正銘の天空城ですよ!」
天空の意味、分かてるのですか?(笑)
「だぁ〜てぇ〜…天空に無いじゃん!水中城じゃん!」
「ぐっ…な、何故墜落したのか原因を調べてみましょう!」
そう言うとプサンは俺達を誘い、城の奥へ進んでいく。
ちょっと悔しそうだ。


プサンに付いて行くと、奇妙な部屋に辿り着いた。
「やや!ここにあるはずのゴールドオーブがありません!どうやらゴールドオーブ紛失が天空城の墜落の原因の様です!」
何も乗っていない台座を見て慌てふためくプサンの姿が滑稽だ!
「じゃぁ…もう二度とこの水中城は天空城に戻らないんですね」
だとしたら名前の変更を要求する!
「いえ!ゴールドオーブさえあれば、この城は天高く浮かび上がります!リュカ、探すのを手伝って頂けますか?」
うっ…また面倒事の予感…

「べ、別にいいですけど…何処にあるのか分からない物を探すのは…」
遠回しに断ってみる。
「今からゴールドオーブの残留思念を辿ってみます。リュカの頭に直接ビジョンを送りますので、
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