山葵の美味さ・2
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・塩:適量
葉ワサビというのは読んで字の如く、ワサビの葉。俺達が普段食べているワサビは根茎と呼ばれる部分で、根っこと茎の中間のような部分だ。ワサビは葉を落としつつ上に伸びていくので、収穫の時期にならないと取れない稀少品だったりする。春先なら花ワサビでもイケるからオススメだ。
まずは葉ワサビを水洗いして根元を千切り、やや多めに塩を振って、まな板の上などでしっかりと塩揉みする。
塩揉みが出来たら大体85〜90℃位の熱い緑茶をたっぷりと満遍なくかける。85〜90℃のお茶なんてわかんねぇよ!という人も大丈夫だ。冷たい状態の急須に沸騰したお湯を注いで少し置けば、大体目的の温度になっているぞ。
お茶をかけたらふきんで葉ワサビを包み、包丁の背を使って全体を叩く。こうする事で葉ワサビを柔らかくし、味を染み込みやすくしている。
よく叩いたらふきんで包んだままの状態で雑巾を絞るようにしっかりと絞って水気を切り、密閉できるビン等の容器に入れる。そこに醤油とみりんを同量入れる。醤油とみりんの目安は葉ワサビがひたひたになる位まで。これでしっかりと蓋をして、2〜3時間漬け込んでおけば食べ頃になるぞ。
「へぇ、初めて見ました」
「食べる時にはビンを振って、葉ワサビを刺激すると辛味が増すんだ」
まぁ、今仕込んだばかりだからすぐには食えんがな。親潮には他の料理を出してやろう。
「どうする親潮、そろそろご飯物にいくか?」
「ご飯もいいんですが……提督、ワサビを使ったパスタなんて出来ますか?」
親潮に尋ねられた俺はニヤリと笑ってみせる。
「勿論だ、作ってやるぜ?ワサビを使ったパスタ」
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