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ロザリオとバンパイア〜Another story〜
第63話 二妻多夫? 三妻多夫?
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のだから。
と、モカの事を言ったらまた蹴られるかもしれないから、口には出さずに心で思うカイトだった。
「ははは………。さて、そろそろ戻ろうか」
とりあえず、今日の所は笑って終わらしたのだった。
〜陽海学園〜
その次の日の部活の時。
くるむとモカは資料を部室に運ぶため、廊下を歩きながら話をしていた。
「ゆかりちゃん おとなしくなったってねー イタズラばっかりしてたのを クラスの皆の前で謝ったんだって 皆もちょっと反省ムードになったみたいで 少しずつうちとけてるらしいよ」
それを訊いて、モカはクスっと微笑んだ。
「よかった…… 大人になったんだね ゆかりちゃん」
打ち解け合っている事は純粋に嬉しく、そして それにクラスの皆も答えてくれている事に対しても嬉しい。カイトがいっていた様に ちゃんと内面を見て接すれば、ぶつかっていけば判ってくれるのだと言う事だ。
今日も一日頑張ろう、と言う事で、モカは軽く手に力を入れつつ、到着した部室の扉を開けたら、奇妙な光景が目に飛び込んできた。
「カイトさーーん! それにつくねさんもー!! ラブラブですーー♪」
つくねとカイトの2人の腕を取って抱きついていたのだ。
「えええー!? ゆかりちゃん!!」
「おっとっと! ……オレも?? つくねだけじゃなくて??」
モカは驚き目を見開いて、くるむは持ってた資料をずっこけながら落としてしまった。
「あっ! こんにちは〜 わたし 今日から新聞部に編入させてもらったんです どうぞよろしくです〜〜!!」
新入部員が新聞部に入部してくれた事は非常に嬉しいし、喜ばしい事だ。
「(……入ったと同時に抱きつかれたのはびっくりしたけど……)」
カイトはただただ苦笑していた。
ゆかりの心境を訊いてみると、何処かの誰かさんと同じ様になってしまったとの事。
「だって・・・ わたし・・・モカさんのことも大好きだし・・・ そのうえつくねさん・・・それにライバルだと思ってたカイトさんまで好きになっちゃったですーー!!」
その盛大な告白を、色んな意味で問題があって、何処か既視感を感じる告白を訊いて つくねは顔を赤面。勿論ながらカイトも若干赤面。
モカは少しフリーズしてしまっていた。
くるむは、ゆかりの告白を訊いて、目に見える程 頭に四っ角たくさん作っていた。
「というわけでーー ラブラブするです♪♪」
ゆかりが2人に抱きつく力を強めた。丁度2人の顔で自分の顔が挟まるよーに。
「ちょっと!! 何言ってるのよ!! 2人はわたしの物よ!!」
そんな中で、くるむが割り込んでき
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