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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、反乱の終わりを見る
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る酷い倦怠感と痛みと苦しみ、そして異様な眠気。混濁する意識の中、閉ざされてようとしている意識を繋ぎ止めているのは何処かから聞こえてくる声と見えている光。少し手を伸ばせば届きそうな光、それでもピクリとも動かない身体、そのまま諦めてこの眠気に身を任せようとする度にそれを払い除けて迫って来る光に少し耳を済ませて見た。


―――お願いレウス死んじゃ駄目だ!生きるんだよレウスゥ!!

―――お願い息をして……!!戻って来て……!!


聞いた事がある声だ、友達と守ろうと思って人の声だ。一体なんで自分はその二人にそんな言葉を掛けられているのだろうかと理解出来ない。そもそもなぜ自分はこうなっている?意識に残っている記憶を掬いあげて見る、アルバーナ砲撃を回避する為に砲弾を空へと持って行った。ここまでは覚えているがその先が曖昧だ……。

何故……―――解。思い出した、ランブルボールの制限時間が来てしまい身体が硬直してしまったのだ。不安定かつ未完成な変形は身体に掛かる負担が凄まじかった、結果的に後数秒で薬の効果が切れる所で身体が動かなくなってしまった。そしてそのまま爆発に巻き込まれてしまった、だがまだ変形したままだった為に即死とはならなかったという事……。なんにせよチョッパーには感謝しなければいけないだろう、薬が無ければティガに勝てなかったし砲弾も運べなかった。礼を言わなければ。そして解った、自分は死に掛けているんだ、だからこうして言葉が掛けられている。

「……ッ、ガブッ!!」
「レ、レウス!!良かった意識が戻った!!」

激しくする呼吸、呼びさまれた意識と覚ます瞳。ゆっくりと開かれる視界に広がっているのはこちらを見つめるチョッパーとナミの姿だった。

「……俺、は……生きてるのか……?」
「うん、うん……!!さっきまで息もしてなかったけど、吹き返して良かったァァァ!!」
「心配したんだからぁぁぁっ……!!」

大粒の涙を流しながら目を覚ましたレウスに飛びつくナミとチョッパー、その際に痛みがするがその痛みが逆に意識をハッキリとさせる。なんとか二人を離させると傷ついた身体を何とか起こしながら建物の壁へと寄り掛かった。全身に激痛が走っているがそれでもティガの攻撃に比べれば大した事も無い。

「動いちゃ駄目だレウス、まだ治療は終わって無いんだぞ!?」
「悪いチョッパー……でも、反乱は……?終わって無いなら出来る事が……!!」
「大丈夫、あれを見て!」

まだ完全に止められて終わっていないならば働くと言うレウスを止めるようにある一点を指差した、人々の中を進むように目をやった先には一人の男が横たわっていた。それは間違い無くレインベースからアルバーナへと向かおうとした自分達の目の前に現れたクロコダイルに違いない。それを見た瞬間に理解
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