原作前です。
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ちゃうのやら。
・・・でも、平凡な日常にちょっぴりスリルやファンタジー的なことが起きないか思ってたけどさ。
「はぁ〜・・・」
やべー。転生早々に何にもやる気が起きなくなった。これで何しろってのよ・・・。
・・・まぁ、落ち込んでてもしかたねぇ。前向きにいくか! そうと決まればこの深い森から抜け出さんと。意気込み歩き出す。ちなみに落ちてたのは普通の仮面ではなく、鬼に近いお面、蘭陵王のお面だった。嫌がらせか? 一応被り森を抜けだすため歩き出す。
しかし、一向に森から抜け出せなかった。
「ここ、どこ・・・あの紫色の空ってことは冥界に間違いないんだけど、この深い森は一体どこまで続いているのよ〜・・・」
腹も減ってきたし、マジしんどい。
そん時、僅かに爆発音が聞こえた。
爆発? あっちの方か。音の発生源に向かい歩いていくと、目の前に何かが落ちてきた。
「何だこれ・・・って死体ッ!?」
それは左半身が無くなっている男だった! 思わず後ずさっちまった! でも、背に黒い翼が生えてるってことは、堕天使・・・やばい!
急に寒気が走り、何気なく横に飛び出す。
−ドオォォォォォッ!−
うおぉぉぉ!? 何だ! 攻撃か!?
俺が横に飛び出すとさっきまでいた場所が、爆発によってクレーターになっていた。あぶね〜、ほんの数秒でも躱すのが遅かったら、俺の体はバラバラに吹き飛んでたな。
生前の迫撃砲を避ける訓練が役に立つとは・・・何事も経験だな。
オマケに爆風で周囲の木々が吹き飛んでくれたおかげで見晴らしがよくなったな。さて、ここはどこだ『『グゥオォォォォーーーーッ!!』』って今度は赤と白のドラゴンですか。それにドラゴンの視線の先には、天使と悪魔に堕天使が手を組んで戦っていた。
これは、原作が始まる前の冥界だな。確かえ〜っと・・・あ! そうだ。地獄の覇権を巡って戦ってた悪魔と堕天使に、二つを滅ぼさんとする天使が襲いかかってきて、長い年月争ってたところに、突然二体の龍が争いを初めた。その被害が三陣営に甚大な被害をもたらして、二体の龍を止めるべく三陣営は停戦協定を結んで、今に至るんだっけ? 途中から読むの忘れちまったからな〜。
にしても、拮抗してた戦いが三陣営に不利になってきた。徐々に押され始めている。
ただ、赤と金と黒いオーラを纏った三人とごく少数だけが懸命に闘っている。
う〜ん。助けたほうがいいのかな? ぶっちゃけ何か面倒くさい。
考えていると赤い龍が口内に炎を溜め始めた。それに気づいた女の子が防ごうと魔法陣を展開させたけど、白い龍の爪で魔法陣が一瞬で破壊され女の子も傷を負い落ちる。
落ちる女の子に狙いを定めた赤い龍が炎を吐こうとする! やばい!
そう思った時には、勝手に体が動いていた。あーもう! 仕方ねぇ。こうなりゃやってやんよ
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