暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第4章:日常と非日常
第104話「祝福の風U」
[9/9]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
 街中で魔法を使ってはいけないので、懐から取り出すように見せかけておいた。

「きっと力になるわ。」

「はい、ティアナちゃんにも。」

 ティアナちゃんには、リインにも渡した魅了防止の護符が入った御守り。
 ティーダさんには、いざという時に身を守ってくれる御守りだ。

「じゃあ、これで。」

「ああ。またどこかで。」

「またねー。」

 葵がティアナちゃんに手を振ったからか、ティアナちゃんも振り返してくれる。
 ...本当、仲のいい兄妹なんだから、どちらにも欠けて欲しくはないな。

「...どうしたんだ椿?」

「えっ、あ、いえ、なんでもないわよ?べ、別に会話に入れなかったとか、そんな事思ってないんだから!」

「お、おう...。」

 これは会話に入れなくて若干拗ねてるな....。
 ...じゃなくて、ティーダさんを見て何か考えてたような...。

「...彼、このままだと早死にする可能性があるわ。」

「え....。」

「...と言っても、“可能性”よ。逆に、それを乗り越えたら強くなれるわ。」

 つまり、生死を分ける出来事がティーダさんに訪れる可能性が....?
 椿が言う事だし、一概に否定できないな...。

「でも、大丈夫よ。家族を守るために強くあろうとしてるのなら、きっとね。」

「....そうだよな。」

「そうだよ!彼なら大丈夫だって!ほら、早く行こう!」

 きっと大丈夫だと僕はティーダさんを信じ、葵に引っ張られながら買い物に向かった。




 この後、特に何事もなく、僕らは買い物をして家へと帰って行った。










[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ