第4章:日常と非日常
第104話「祝福の風U」
[2/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
もらいたいらしい。」
「あー...前にも聞いたなぁ...。でも、どうして僕に?」
なんでも、本来ユニゾンできるはずのリインフォースさんだが、闇の書から夜天の書に戻る際にその機能を少し失ってしまったらしく、それを補うために後継機を作るとクロノやユーノから聞いたことがある。
短時間ならユニゾンできるけど、長時間は無理だから...らしい。
はやてにとっては新たに家族が増えるという側面が強いだろうけど。
「そりゃあ、優輝は形式上ユニゾンデバイスを所持し、デバイスマイスターだからよ。おまけに同じ地球出身。」
「実際所持扱いになっているのは椿だし、僕は資格を得たばかりの新米なんだけど...。」
「細かい事は気にしちゃだめよ。」
確かに、椿は僕の使い魔扱いで、そのユニゾンデバイスである葵も僕が所持している事になるんだろうけど....それでもなんで僕が...。
「クロノ執務官直々の推薦だから、優輝なのよ。」
「...うーん、随分と信頼されたものだなぁ...。まぁ、断る理由もないしいいけどさ。」
しかし、急だから急いで準備しないとな。
「(...問題は魅了関連なんだけど...どうするべきか。)」
生まれてすぐにあいつに魅了されるなんて酷だろう。...自覚症状がないから余計に。
未だに予防はできても解く事は魔力の問題で難しい。
魅了が根深くなったせいか、さらに魔力が必要になったし...。
「(...司に連絡して、あいつより先に会うようにするか。)」
理由付けはおまじないとか適当なのでいいだろう。
「...まさかの八神家総出か。」
「新しい家族の誕生なんやから当然やろ?」
ミッドチルダに行き、はやてと合流したのだが、全員勢揃いだった。
ちなみに、父さんと母さんは別件で既に別れている。
それと、椿や葵もついて来ている。
「とりあえず、なんでデバイスマイスターになって初めて立ち会うデバイスの種類がユニゾンデバイスなんだ...。」
「あたしらが知るかよ。」
「...クロノがそれだけお前の腕を買っているという事だろう。」
なんとなく呟いた言葉に、ヴィータとザフィーラさんにそう言われる。
...まぁ、わかってはいるけどさ。
「それで、件のユニゾンデバイスは...。」
「こっちや。」
案内されたのは普通のデバイスを作る部屋とは違う部屋。
...まぁ、ユニゾンデバイスは珍しいからな。
「あれ?マリーさん?」
「優輝君?どうして...って、そういえばつい最近デバイスマイスターになったっけ。」
メンテナンススタッフのマリーさんが、作業室にいた。
まぁ、別段おかしくはな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ