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転生とらぶる
ガンダムW
1695話
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に人が自分で開けるような設計になっているのかもしれないな。
 ともあれ、そっと扉を開け……それと同時に、部屋の中で殺気が高まるのを感じる。
 それでも銃を構える音の類を殆ど出さないのは、大分鍛えられている兵士だという証拠だろう。
 考えてみれば、この船にはデキムとマリーメイアが乗っているのだ。
 当然それを守る為に乗っている人員も、精鋭だろう。
 地上で俺が戦ったバートン財団の兵士も、かなりの精鋭だった。
 そう考えると、意外とデキムには兵士を鍛える素質があったのかもしれない。
 いや、デキムが直々に兵士を鍛えるような真似をするとは思えないから、実際にはデキムの部下が……バートン財団の軍事部門の人間が、と言うべきか。
 ともあれ、数cmだけ扉が開いたところで、そこに空間倉庫から取り出した物を投げる。
 手を離してから1秒で起動するように設定されたそれを部屋の中に放り投げた瞬間、扉を閉める。
 同時に銃声が響くが、手動で開く扉でもデキムとマリーメイアの避難していた部屋だけあって、防弾なのだろう。弾丸が扉を貫く事はなかった。
 そして次の瞬間には部屋の中から悲鳴が聞こえてくる。
 扉を閉めているから俺には全く問題がなかったが、俺が入ってくると感じていた兵士達にとってはまさに地獄の苦しみだろう。
 改めて扉を開けると、部屋の中では兵士達が目を押さえて転がり回っている。
 ……まぁ、閃光弾……いわゆるスタングレネードとか呼ばれてる奴を間近で食らったんだから、当然だろう。
 せめてもの救いは、普通のスタングレネードは閃光の他に強烈な音も鳴るのだが、これは純粋に光だけのスタングレネードだった事か。
 ともあれ、いかに銃火器で武装していたとしても、スタングレネード1発で全員が戦闘不能になってしまうのは……向こうにとっては卑怯だと言いたいかもしれないが、これが戦争である以上は本物の手榴弾を放たれなかっただけ助かったと思って欲しい。
 もっとも、軍艦ではあっても宇宙船の中で迂闊に銃火器を使うのは危険だ。
 ましてや、それがより威力の強い手榴弾であれば、更に予想外だったのだろう。
 勿論、俺もそれを狙っての行動ではあったのだから、想定内の出来事なのだが。
 ……さて、それはともかくこの兵士達をどうしたものか。
 いっそ全員殺してしまえば後腐れはないんだが、マリーメイアにトラウマを植え付ける可能性もあるんだよな。
 戦争というのが……殺し合いというのがどのようなものなのかを直接見せるのもいいかもしれないが、トレーズに恩に着せるという考えでいくとここでトラウマを植え付けるのは面白くない、か。
 なら、気絶して貰った方がいいな。
 暴れ回っている男達に近寄っては軽く手を振るって意識を奪っていく。
 スライムを使えばあっさりと全員の意識
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