第四話 緑の野生
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倒すしかない・・・青年は意を決意した。青年はヴィータに向かって走った。そして力を引き出した。
「変身!!」
青年の叫びと共にもう1人の・・・緑の身体・・・獣のような姿の戦士が青年と共に走る。二人は徐々に重なり・・・青年・葦原涼の姿が変わった。
「う・そ・・・」
涼の姿が変わったことに驚いているアリサ。ヴィータも同じだった。
「グルアアアアアアアアアア!!」
姿が変わった涼がヴィータに襲い掛かった。
「なに!?」
「グアアアアアアアアアアアアアアアア!!」
涼の咆哮に少し武者震いをするヴィータ。その野生的な動きに翻弄される。
「なんなんだ!?なんなんだこいつ!?」
「グルオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
ヴィータは知らない・・・この目の前の存在を・・・そして涼にアギトの姿を重ねた。
「調子に乗んなあああああああ!!」
ヴィータはグラーフアイゼンをラテーケンフォームで振り下ろす。
「ぐ!ぐううう!!」
ヴィータのパワーに圧される涼。腕からギルスフィーラーを引き抜きグラーフアイゼンを絡め取った。
「な!離せ!」
「ぬうううううううううう!!」
涼はグラーフアイゼンを掴んでいるギルスフィーラーに力を入れる。しかしヴィータの攻撃に翻弄される。このような敵と戦うのは初めてだった。
「なに・・これ・・・」
アリサは涼の戦っている姿に釘付けになった。その姿は何処か悲しみを帯びている。何処か自分と同じ境遇を感じ取った。
「く・・!ぬ!!!グルオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
アリサの目の前で涼が咆哮するとデモンファングクラッシャーが開いた。すると涼のバイクの姿が変わった。ギルスレイダーが涼に向かって走った。
「グルルル!!」
ギルスレイダーに向かって走るとそのまま跨った。
「な!」
ギルスレイダーに跨った涼に殴り飛ばされるヴィータ。
「ぐあああ!!」
バイクの動きでヴィータが再び翻弄された。
「オオオオオオオオオオオオオオ!!」
涼がバイクから降りると咆哮と共にかかとのヒールクロウが突き立ちそのまま飛び上がった。
「オオオオオオオオオオオオオオオ!!」
ギルスヒールクロウがヴィータに向かって放たれた。
「ぐああああああああ!!」
ヴィータはラテーケンハンマーで受け止めるが圧力で押しつぶされる。
「グルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!」
「うあああああああ!!」
涼の咆哮と共に蹴り飛ばされるヴィータは必死に立ち上がった。
「く!・う・・」
思ったほどダメージが少ないヴィータはすぐにわかった
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