第四話 緑の野生
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が噴出していた。煙幕となりリムジンを襲うとアリサたちはリムジンを巻いた。
公園の出店で焼きとうもろこしを食べるアリサと青年。
「バイク・・・運転上手いね・・・」
「普通だ」
「は〜バイクのりって皆体育会系なのかな」
「??」
アリサの知っているバイク乗りとは一文字くらいだ。
「さっきの車ね・・・ウチの車なんだ・・・」
「・・・・」
青年は何も言わずとうもろこしに噛り付いていた。
「驚かないの?」
「なんとなくそんな気がした」
「なんで家出したとか聞かないの?」
「・・・・・・・・・」
興味の無さそうな青年。
「無反応だね・・・けどそれも良いかも・・・どうしてこんな意地っ張りなんだろ」
アリサの思いを聞いた青年はメットを投げ渡した。
「え?」
「・・・帰るぞ・・・とっとと乗れ」
「む〜」
なんか面白くないアリサだが・・・青年はアリサの面倒を見ている。なんとなく懐いているアリサ。帰路に着く青年とアリサ。
「あんた・・・意地になったことある?」
「・・・ああ」
「・・・やっぱりそんな感じ」
「・・・放っとけ」
「ぷ!意地になってやんの!」
「黙らないと振り落とすぞ」
「はは!ごめんごめん」
等とバイクを走らせているその時だった。
「!!」
魔力の閃光が走り青年がバイクを停めた。
「なに!?」
アリサが目を丸くしていると青年は走り出した。
「ちょっと!どこ行くのよ!?危ないわよ!!」
青年が光の方角へ向かうとヴィータが立っていた。ヴィータは蒐集をしているところだった。
「なんだ?」
ヴィータが振り向くと青年と対峙してしまった。姿を見られたことに驚くヴィータ。
「・・・ガキ?」
青年の第一声に激怒するヴィータ。
「ガキ扱いすんじゃねえ!!まあいい!見られたからには痛い目見てもらうぞ!!」
ヴィータが青年に襲い掛かった。
「ち!」
青年は必死に避ける。ヴィータは青年の身のこなしに驚いていた。その身のこなしは正しく戦いをしてきた野生の動きだった。
「何なんだお前!?おりゃあああああああああああ!!」
魔力弾が青年に向かって放たれた。
「!!」
青年は必死に避けるとアリサが駆けつけてしまった。
「なにやってんのよ!!」
「ち!」
ヴィータの魔力弾は青年諸共アリサに向かって飛んだ。
「うああああああああああ!!」
「く!!」
青年はアリサを抱き上げると回避した・・・このままではアリサが危ない・・・青年は逃げようとするがアリサが居るこの状況を打破するにはヴィータを
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