第四話 緑の野生
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」
「そんなむくれるな・・・礼だバイクが直ったら送ってく」
「ちぇ」
ぶっきら棒にアリサは答えるのだった。
同刻八神家
翔一が家で家事労働に励んでいた。
「それにしても。皆そんなに疲れてどうしたの?」
敢えてとぼける事にした翔一。
「ホンマやで」
「面目ないです」
はやてに謝るシャマル。
「それじゃあ俺はそろそろ」
「うんまたな翔一君♪私らお風呂は入ってくるわ」
「翔一覗くんじゃねえぞ」
「ちょっとしないよ!」
と反論する翔一。
「私は今日は遠慮しておこう・・・」
「めずらしいな・・風呂好きが」
「そんな日もある・・・」
と風呂に入るはやて達だが・・・
「翔一?」
突然救急箱持っている翔一はシグナムの袖をまくった。
「貴様!」
「・・・やっぱり」
シグナムの腕に傷がついていた。
「全く。シグナムさんこんな傷じゃ痛いですよ〜」
シグナムを治療し始める翔一。
「傷は痛むものだ・・・」
「よしこれで」
包帯を巻き終わると翔一は帰宅するべく玄関に向かうが・・・
「貴様も傷を負っているな・・・」
「な!何言ってるんです?」
「匂いでわかる・・・」
シグナムに図星を付かれる翔一。必死に笑ってごまかすがシグナムが翔一の袖をまくった。
「あ!」
「・・・この傷・・・」
翔一の傷は剣の傷だった。それも相当な使い手の物翔一がこんな傷を負っていること事態が異常だった。
「貴様どこでこの傷を負った」
「え?えと・・・そのバイクで事故っちゃって!あはははは!」
と言って翔一はシグナムから逃げ出した。
「・・・まさかな・・・あいつがそんなわけはない・・・」
シグナムある一つの可能性を思ったが否定することにした。
「危なかった〜シグナムさん鋭い・・・」
翔一の受けた傷はシグナムの紫電一閃の傷だった。今バレてしまってはシグナムたちの本当の声が聞けないそう思っていた。
青年のバイクの後部座席に乗っているアリサ。一文字とは違う運転テクにちょっと不安を覚える。
「?」
青年がミラーを確認すると黒いリムジンが青年のバイクの後ろにぴったりくっ付いた。
「なんだ?」
「逃げて!!」
「あ?」
「良いから逃げて!!」
アリサの言葉にバイクを飛ばす青年。リムジンも青年のバイクを追う。
「もっと速く!お願い!!」
「・・・・」
チェイスが繰り広げられると涼がブレーキをかけながら走り出した。
「え!!」
アリサが振り向くと自分の座っている後輪部分から煙
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