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ONEPIECE 空の王者が海を征す
空の王者、戦う
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自分が勝つを望むならそれへと行くだけ。そう思いながら小瓶の中のそれを外へとはじき出し加え、力を込めて噛み砕き飲み込んだ。何処かほんのり感じる甘みを感じつつも体内へと入っていく薬を認識しながら飲み込んだ途端身体中に異様な事が起きている事を理解した。

「ぅぅぅぅ……!!!」

身体が、熱くなっていく。前進が炎で燃えているかのような感覚に意識が消え入りそうになりながらもビビの力になりたいと言う気持ちで支えながら必死に意識を持つ。燃えるような感覚は肉体にも影響を及ぼしていく、急激な変化に身体が反応して行くのに無意識に身体を完全竜化させていく。

「お前も、竜になったか……!」

体勢を立て直し戻って来てティガレックスはその姿を見ながら笑うが直ぐにその異常さに気付いた。レウスの竜形態、リオレウスの姿は既に見ているがそれとは明らかに違っている。見た時よりも一回りほど巨躯になり翼もそれに見合う大きさになっている。だが一番目を引くのは甲殻が燃え滾っている事、自らの身体を焼いているその状態にティガは戸惑った。一体何がこいつにあったのかと。

―――………グオオオオオオオオオッッッ!!!!!

燃え盛っているレウスは天へと叫びを上げるとそのままティガに向かって火球を放った。戸惑っていたティガはそれを避けきれずに喰らうがその火球は身を焼き甲殻を焦がすほどの超高温。至近距離での炎でも身動ぎしなかったティガは苦しみもがくがそこへレウスが飛びかかるように襲い掛かった。

―――ガアアアアアア!!!
「なんだ、こいつぅああああ!!!!??」

その身体に食い込む両足、身体へと刺さる爪でしっかりと掴むとそのままティガの巨体を持ち上げ投げ飛ばした、その勢いのまま地面に叩き付けられながら転がっていくがその途中身体を壊すかのような激痛に気付いた。毒だ、先程掴まれた際に毒を注入されていたのだがそれでも僅かな時間だったのに身体を蝕む痛みは半端な物ではない。

「ァァぁァアあああぁぁァっッッ!!!!!」

身体が内部から溶けるかのよう熱い感覚を味わう、だがそこへ更なる追い討ちは降り注ぐ。連続して火球が降り注いで来る、それに恐怖したティガは必死に身を動かした。毒が身体に回るというがそんな事も考えずに身体を動かし火球から逃れようと必死だった。周囲に被弾していく燃え上がっていく火球、掠って身体を燃やしていくがそれでも直撃よりは良いと逃げる。だが毒が全身を蝕んで行き遂に身体の動きが鈍くなった時、空から王者が襲来し身体を足で抑えこみながら毒を打ちこみ、首へと牙を突き立てた。

「―――!!!!」

言葉にならない悲鳴を上げながらティガは倒れこみながら地面を抉っていく。建物を薙ぎ倒しながら広場の時計塔近くへと到達しながらティガは漸く止まり全身に毒が回り動かなくな
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