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ブレイブソード×ブレイズソウル~偽剣と共に歩む者~
実戦
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烈迫の気合と共に第一撃を斬り裂き、続いて第二、第三と続いて魔弾を斬り裂いて行く
それは一撃一撃の全てが必殺の乱舞
そうして16発の魔弾を全て斬り伏せ、そのまま冥獣へと普段ならありえぬ速度で迫る
【ッ!?】
冥獣も驚いている様で、反応が一瞬遅れた
――それだけで十分だった
怒涛の10連撃、それをすれ違いざまに一瞬で終わらせる
数瞬遅れて冥獣の身体中から血が噴き出し、倒れる
【BlazeDrive】ブレイズドライブ…無意識に十夜が放った技は、魔弾を全て斬り伏せ、オマケと言わんばかりに冥獣をも葬った
『…ふぅん?中々やるじゃない、Ω級まで倒せるなんてね…』
「…ハァ…ハァ…終わったのかよ…?」
『えぇ、完全に消滅させる事が出来たら満点をあげられたのだけれど』
「ハッ…無茶言うな…」
大量の魔力を使った反動か、身体の節々が悲鳴を上げている
…が、不思議と身体が少し…いや、大分軽くなっている気がする
『…本来なら【ソレ】はもう少し後に教えようと思っていたのだけど…まぁ、良いわ』
『マスターがさっき使っていたのはブレイズドライブ…まぁ簡単に言えば必殺技ね、膨大な魔力を消費する代わりに強力な攻撃を放てるわ』
「…それってどのくらい凄い訳…?」
『そうね…下級のモンスター程度なら100体前後は軽く倒せるんじゃ無いかしら』
「その代わり魔力消費が酷い、と…」
『マスターの場合、魔力の流し込み方が雑なのよ
そこを何とか出来れば後数発は撃てるようになるわ
…私は元々低燃費だしね』
「そうですか…で?まだやるの?この実戦…」
『えぇ、最初に来たのがΩ級なのには少し驚いたけれど…あら、下級のモンスターもそろそろ来るわよ?』
ゾロゾロと森の奥から現れるモンスター達、見た感じ風属性と闇属性のモンスターだけだ
その全てがかなり凶暴化している
(アイツ等は…まぁ、寝てるんだろうな…)
アイツ等とはいつもじゃれついて来る光属性のモンスター達の事だ、…あんな魔力振が発生しても呑気に遊んでいるような連中だし…と自分の中で完結させる
『もう一度撃ってみましょうか?』
「バカ言え、さっきので魔力はスッカラカンだよ」
『あら、冥獣も数匹居るみたいね』
「おいマジか…!?」
『安心しなさい、Ω級ではないわ』
「そうか、それなら…っていや、安心出来ねぇよ!?」
そんなやり取りをしていると痺れを切らしたモンスター達が一斉に襲い掛かる
…ついでに数匹の冥獣も
―――結局、その全てを倒し終わる頃には日が落ちて空が黒くなり始めた頃だった
―――――――
〜自宅〜
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