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ブレイブソード×ブレイズソウル~偽剣と共に歩む者~
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んだなぁ!?
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるってか!?」
『下手な鉄砲…ねぇ…なら、その場で立ち止まってみてはいかがかしら?』
「死ぬわ!」
大剣を盾にし、弾丸の雨を凌ぐ
その際、刀身から桃色の魔法陣が展開され、弾丸を防いでいく
一発一発が当たるたびに手が痺れる程の衝撃が走る…が、骨が折れた時よりはマシだ
『マスター、もう一度来るわ
…今度は一発に絞る様ね、気を付けなさい』
「…ソレって避けた方がいい感じか?それとも迎撃?」
『そんな事決まっているじゃない、避けながら反撃しなさい』
「無茶振り頂きました!!」
グッと魔剣を握り締め、自身の魔力を注ぎ込む
急に魔力を流し込んだせいか、刀身に宿る魔力が安定せず、純白と漆黒が混ざり合うように燃え盛る
【ア…アァァァア!!】
冥獣の叫び声と共に、巨大な魔弾が圧倒的な速度で此方に向かってくる
その魔弾の軌道に合わせ、魔剣を斜めにずらす
…そして
「ッ…らぁっ!!」
魔剣で魔弾の軌道を逸らし、そのまま返す刃で魔力を纏った魔剣を下から振り上げる
ただの剣であれば只の空振りだが、魔剣であれば話は別だ
その斬撃は魔力の刃となって地面を切り裂きながら対象へと迫る
【………】ダンッ?
が、そんな大振りな攻撃が当たる訳もなく
冥獣はその場から横に跳躍しコチラの攻撃を回避する
「チッ…!やっぱ強い!」
『…それより、さっきの逸らし方は止めて下さる?
アレ、結構ビリビリくるわ…』
「はいはい、悪かったな!」
【………………】キィィィン…
無言のまま、またもその銃口に魔力を溜め始める冥獣、しかも今度はかなりチャージ時間が長い
「…おい、これ不味いんじゃないのか?」
『そうね、今のマスターでは当たれば即死、良くて瀕死よ』
「それどっちも同じ様なモノじゃん…!」
『死ぬ気で押し返しなさい』
「…いやアレ…さっきみたいに斬撃飛ばすだけじゃ消しきれないと思うんだが…?」
『だから、死ぬ気で頑張りなさい?』
「………」
頭が痛くなる、どうしてこうも無茶振りばかりなのか…!
『ほら、そろそろ来るわよマスター!』
その言葉と共に、さっきよりは小さいが数が圧倒的に多い魔力弾が俺に向かい襲い掛かってくる
数は…16発程か
「…だぁぁ!もうどうにでもなれぇ!」
覚悟を決め、魔剣に魔力を籠めながら【魔弾に向かって】走り出す
『マスター!?…ッ…!これは…!』
魔剣に籠めた魔力が純白となり、極光を放ち出す
そのまま迫り来る魔弾を斬り裂こうと振りかぶる
―――瞬間、最初に会った時と同じ様な感覚、頭の中に一つの情報が流れ込んでくる
「…!ォォオオオオオ!!」
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