第一部 ケイオスクルセイダーズ
プロローグ ビギンズデイズ
8.あれから………一週間
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?」
「いや、そういえば余りに自然だったから気にしなかったけど、どうやって飛んでるんですか?霊力まだそこまで扱えませんよね?」
「ああ、重力のかかる向きを変えてるんだ。ダークワンの能力でな」
丞一は霊力の扱いはお世辞にもうまいとは言えなかった。弾幕を張ることは少ないながらもできた。しかし、飛ぶことがままならなかったのだ。そこで、ジョージ・ジョースターのように逆に考えた。霊力で飛ばなければいいんだ、と。そして今に至る。
「前に説明しなかったけ?」
「されたはずなんですけど、なぜか記憶がないんですよ」
『それはきっと紅王症候群ですな』
「紅王症候群?」
「あれ?どっかで聞いたぞ」
『まるで、時間が消し飛んだように感じてしまうものです。そう、『過程』が消し飛ばされ『結果』だけが残る!』
「キング・クリムゾンじゃないですか!」
『貴様が今目撃し触れたものは、未来のお前自身だ。終わらせてやろう』
「終わんねーよ」
「あ、もう集まってるみたいですね」
「なあ、早苗」
「ん?何です?」
「まさか、俺の知ってる人でしたってオチじゃないよな」
何故だか、いやな予感がビビッと走ったのだ。
「いやですね〜。そんなのあるわけ………………無いじゃないですか!」
「おい、今の間はなんだ。まさか、波紋の先生でしたってオチじゃないよな。じゃないよな!」
「…………」
「せめてなんか言ってくれ!」
そして、いざ到着してみると。別に丞一の知り合いでも何ともない人だったとか。
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