山葵の美味さ・1
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れば白味噌):50g
・みりん:大さじ3
・わさび:大さじ1
・長ねぎ:適量
魚の味噌漬け焼きと言えば西京漬けが有名だが、それよりもわさびの風味で飯が進むぞ、こいつは。酒粕は手で小さくちぎっておき、みりんをかけてレンジで1分程加熱し、柔らかくしておく。そこに味噌とわさび、それとみじん切りにしたネギを合わせて、よく練っておく。
鰆の表面をキッチンペーパー等で拭いて水気を取り、全体に味噌ダレを塗る。皮に多めに塗るとパリッと焼けて美味いぞ。180℃に余熱しておいたオーブンで10〜15焼けば出来上がりだ。フライパンでも焼けるが、味噌が焦げやすく、鰆が生焼けなのに味噌が黒焦げ、なんて事にもなったりするのでフライパンで焼くときには気を付けよう。
「ほれ、お次は魚だ。『鰆のわさび味噌焼き』……鰆は今が旬だからな、脂のノリも良くて美味いぞ〜?」
パリッと焼けた皮と身を一緒に取り、口へ運ぶ。脂の乗った鰆の身に、ネギ味噌の風味とわさびの辛味が合わさる。
「提督、ご飯ください!」
「あいよ」
こいつには酒でもいいが、何といっても白飯が合う。ピリリと辛い味噌の味が口に残っている間に、白飯をかっこむ。一緒に咀嚼してやれば、もう幸せいっぱいだ。
「ふぅ、美味しすぎて一気に食べちゃいました」
「そうか、気に入って貰えて何よりだ」
「……あの、不躾なおねがいなんですが」
「何だ?」
「次は、鶏肉の料理でお願いします!」
要するに、リクエストである。にも関わらずくそ真面目なその口ぶりに何だかおかしくなってしまった。
「な、何で笑うんですか!?」
くっくっと喉を鳴らして笑うと、親潮が顔を真っ赤にして抗議してきた。
「すまんすまん、何だかお堅い親潮が面白くってなぁ……笑っちまった分美味い物食わせてやっから、勘弁してくれ」
さぁて、作るとしましょうか。
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