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NARUTO日向ネジ短篇
【繋がる心の軌跡】
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を」

 すやすやと眠っているボルトをヒナタから受け渡され、緊張した面持ちで恐る恐るそっと抱き上げるネジ。……仄かに、甘い香りがする。


「ボルト……、うずまきボルト、か。──ナルトとヒナタの元に生まれて来てくれて、ありがとう」

 ネジがそっと抱いている赤ん坊のボルトに微笑んで囁くように言うと、眠ったままとはいえ小さな手がネジの長い前髪に触れて、ほんの少し軽く掴んだようだった。

「……ネジ、オレ達と一緒にこれからボルトの成長をすぐ傍で、ずっと見守っていってくれってばよ。ネジおじさんとして、なッ」

「フフ……、もちろんだ」



《終》


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