空の王者、竜と対峙する
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球を放ちその影響で非常に熱くなっている竜頭を構えながら、それを深く腰をいれながら胸へと叩きこんだ。ジュウゥ!と熱によって焼ける音が耳へと伝わるのを感じなが更にそれを押し込んでいく。
「いいねいいねえ、だけど俺に熱は利き難いんだぜ…?」
「知るか!火射蛇!!」
高熱と化している竜頭を今度はディーロの頭部へと噛み付かせそのまま一気に火球を放射状にして吐きだす、ゼロ距離で浴びせ掛けられる超高温の炎。流石のディーロもこれは利いたのかうめき声を上げながら暴れるようにレウスに何度も拳をぶつけて振り解く。
「如何だ、ちったぁ利いたか!!」
幾ら炎に強いと言ってもこれには耐えられないと踏んだ使ったか効果はあったようだ、ディーロは炎の熱さに苦しみながら砂を撒きあげながら消そうとしている。ディアブロスはリオレウスと同じく火に対して耐性を持つ竜だが流石超高温の炎を常に浴びせ掛けられるのは駄目なようだ、攻略の糸口を掴んだような気がした。だが次の瞬間にレウスは焦った、奴が消えている。
「何何処へ……。し、しまったディアブロスって事は?!」
―――遅いぜ!!!
地面が揺れると共に周囲に響き渡る轟音、思わず地面に手を付いてしまうほどの揺れが起こっている。まるで地震が起きているのかと疑ってしまう、飛び立とうにも地面の揺れのせいで全く飛び立つ事が出来ない。目の前の地面からディアブロスが現れその巨体で自分を吹き飛ばした。
「砂隠・巨飛!!」
「―――っっっ!!!」
腹部からまともに受けてしまったレウスは血を吐き出しながら空へと吹き飛ばれる、ディアブロス最大の脅威と言えばその角と異常なまでの突進力。その破壊力は常人離れしている狩人ですら易々と葬る威力を持つ、ワザと砂を撒き上げて自分の姿を隠しディアブロスへと姿を変えて地面へと潜り地面からの強襲を掛けた。重力に次第に引っ張られたレウスは落下して行くがそこへ更なる追撃が襲い掛かった。斧のような尻尾が振るわれてしまった。
「ゴハァッ!!」
「どんなお味だい、暴君の力はよぉ!?」
「……!!!利く、ぜ……!!!」
「ハハハハハッ!!さあこのままお前を殺してやるぜ、そしてあのカニもなぁ!!!」
鋼鉄のハンマーで殴られたかのような凄まじい衝撃と痛みが全身を貫いていく、当たる寸前に竜頭で尻尾の一撃を防いだと言うのにこの破壊力。直撃したら間違い無くアウトになる、威力に顔を歪める。苦しんでいるレウスを姿を見るとディーロは笑いながら再び地面へともぐって行ってしまう。こうなると此方からは手を出しづらくなってしまう、それでも地面からの強襲は避けたいと飛び上がり完全竜化する。
「出てきやがれ!!」
ディアブロスは潜行中は爆音に弱いと言う事を覚えているレウスはそこら中に火球を打
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