ガンダムW
1691話
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「うわぁ……それだと、やっぱりあたし達がどんな状況なのか、向こうに知られてるじゃないか」
顔を薄らと赤く染めている綾子だったが、俺達の関係はオープンになっている現状で今更そこまで恥ずかしがらなくてもいいと思うんだけどな。
そう思うも、それを口にすれば色々と責められる事になるのは間違いないので、口を閉じるが。
「あー……それで? 何の用件でサリィが? とっとと起きろって目覚ましか?」
「惜しいけど違うな。……何でもバートン財団と財団派が手を結んだらしい」
「……冗談?」
「残念ながら、事実だ。いや、纏めて2つの勢力を消す事が出来るんだと考えれば、残念どころか嬉しいんだけどな」
俺の言葉に、綾子はどこか呆れた視線を向けてくる。
「それで、アクセルはどうするつもりなの? どうせ黙って見ているつもりはないんでしょ?」
「そうだな。ここは俺じゃなくてエンデュミオンの鷹の出番になると思う」
「ふーん。ま、それならそれでいいんじゃない? ウイングゼロの方もまだ完成してないし、あたしもまだトールギスを乗りこなせるようにはなっていないんだから」
純粋な身体能力という意味では、綾子はトールギスを操るのに十分なものを持っている。
それは、原作ではただの人間のゼクスがトールギスを乗りこなしていたのを見れば、全く問題はないだろう。
だが、操縦の癖とかそういうのは、やはりトーラスとトールギスでは大きく違い……いわゆる、機種転換訓練に手こずっている感じだった。
「そうだな。綾子がトールギスに乗れるようになって、ウイングゼロが完成すれば……宇宙の勢力も一掃した後なら、そろそろ地球に戻ってもいいかもしれないな」
そう呟き、取りあえずまだ眠っている凛をそのままに、俺と綾子は2人揃ってシャワー室に向かうのだった。
……一応、俺はシャワーを浴びたばかりなんだけどな。
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