空の王者、竜と会う
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根の上から上へと飛び移って行く。そして遂にカジノへと到達したレウスだが入り口へと続く橋には人が集まっている、怪我をしている人間もかなりいる。
「多分あれはバロックワークス……なら皆が!」
急いで橋を渡り中へと入ろうとするが奥へと進んで行こうとする自分を一人の手が止めた。
「おい待てよレウス」
「サ、サンジ!?それにチョッパーも!?来てたのか!?」
「ああ、とっくにな」
「うん!」
そこにはサングラスを掛けたサンジがチョッパーと共にいた。煙草を吹かしながら足元に転がっている男を捨て置きながら作る不敵な笑みは何処か頼もしげに見える。
「さっきちょっとした細工をやってな、クロコダイルは此処へと現れる」
「マジか!?」
「ああ。これからチョッパーが囮になって奴をひきつける、お前は俺を手伝ってくれ」
「う、うん俺は俺が出来る事をやる。だからレウスも、頑張ってくれ!」
人型となっているチョッパーは震えて入るがその声にはしっかりとした覚悟があった、絶対にやり遂げるという気持ちがそこにある。サンジの作戦では無事に逃げきれるという確証があるらしい、ならばそれを信じる。仲間として。
「解った!」
「おう!チョッパー頼んだぜ!」
「わ、わかった!!……うぉぉおおお俺の名前はミスタープリンスゥゥ!!!」
そう叫びながら走り出して行くチョッパーと別れる。チョッパーは自分はミスタープリンスだと叫びながら橋の前に集まりつつあったバロックワークスの社員達を薙ぎ払って行く。サンジと共に隠れて様子を見ているとカジノの中から明らかにオーラが違う男が出てきた、あれが王下七武海、サー・クロコダイル……!!
クロコダイルとそのパートナーであるミス・オールサンデーが完全に橋を渡り終えると同時にサンジが橋を落とし大急ぎでカジノへと入る。中へと入ると橋を落とした際の衝撃と橋が落ちたという事実によって軽いパニックが起きていた、それに便乗して奥へと進もうとすると奥の通路からビビが走ってきた。
「レ、レウスさんにサンジさん!!大変なの、ルフィさん達が牢屋に!しかも水が入ってて来ててこのまま皆溺れちゃう!!」
「おいおいかなりこっちも切迫してんな、ビビちゃん案内を頼む!」
「ビビちゃん安心して、俺がナミさんを助けるぜ!!」
ビビの案内で店の奥、本来はVIP専用の通路を進んで行く。奥へと通じる階段を駆け下りて行くと周りはガラスと石造りの通路、通路の外はレインディナーズを取り囲むようになっている湖。その水が入って着ているという事になるのかと思いながら三人は急いだ。そして開いている扉の奥に見えた牢屋のような物と巨大な鰐、あれは倒して良いのかとビビに確認すると勢い良く頷いた。
「反行儀キックコォォオオス!!!」
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