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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
13部分:第一話 関羽二人の少女と会うのことその十三
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だ。
 目が滲んできた。だがここでまた関羽が言ってきた。
「人は別れの時の顔はずっと覚えているぞ」
「ずっと!?」
「そうだ。だから笑顔でいることだ」
 そうしろというのだ。
「笑顔で今は別れるのだ。再会の時までな」
「わかったのだ」
 関羽のその言葉に頷いた。
「それじゃあそうするのだ」
「では行きましょう」
 ナコルルはもう笑顔になっていた。清らかな淀みなぞ全くない笑顔である。
「これから」
「そうするのだ。行くのだ」
 張飛も笑顔になった。そのうえでかつての子分達に思いきり手を振り別れの挨拶とした。三人の少女達の旅と運命はここにはじまるのだった。
 今時代は大きく動こうとしていた。様々な少女、美女、剣豪、猛者達がこの世界に集っていた。そしてそれは大きな運命のうねりの中に集うものであった。


第一話   完


           2010・3・19

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