空の王者、船長の兄を見る
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、荷物纏めろ〜。ルフィが海軍に追われてるから早く逃げよう」
「あの馬鹿早速面倒を起こしたのかよ?」
「ああもうルフィの馬鹿!サンジ君急いで荷物持って!」
「はぁ〜いナミた〜ん?香水で割り増しされた君の魅力に地獄の底までメロリンラァアアブ!!!」
「俺こっち持つ!」
「ああ行くぞチョッパー!」
「カルー行くわよ!」
もう既にビビすら慣れたのか全員は直ぐに荷物を纏めると一斉に船に向かって走り出す、がルフィはそれに気付くと置いていかれると思ったのか其方へと進路を転換すると走ってくる。当然大勢の海軍を引き連れて。
「アホォ!!海軍引き連れて来やがっててめぇだけ違う方向に逃げるか全員ぶっ飛ばせ!!」
「それが駄目なんだよゾロ、ケムリンが居て!!」
「ケムリン!?何だそれ!?」
大慌てで逃げる一同だが海軍の中から一人の男が抜きん出た、人一人分はあるかと言うほど長い十手を背負いながら葉巻を二本同時に銜えている男、海軍大佐のスモーカーである。スモーカーはその右腕を権利のように変えるとそのままこちらへと伸ばすかのように飛ばしてきた、明らかに常人の域を出ている。間違い無く悪魔の実、最強種と名高い自然系の能力者だ。
「逃がさないぞ麦わらァ!!!」
「うおおおお来たぁぁああああ!!?」
―――陽炎!!
煙の腕がまもなくこちらへと到達しようとした時、真横からルフィ達を守るかのように放たれた炎が燃え上がった。煙の一撃を遮断するかのように燃え上がった炎、煙を四散させた一撃の炎は次第に形を変えながら更に大きくなっていく。それはついには人の形へとなっていった、何が起きたのかその場の全員は理解出来て居なかった、たった一人だけを除いて。
「エース……!!」
「変わらねぇなルフィ!」
「エース、お前悪魔の実食ったのか!?」
唯一人だけ理解しているルフィが呼んだ名にゾロが驚くの表情を見せた。何処か嬉しそうな声をしているルフィに一体どんな繋がりなんだと困惑していた。
「ああメラメラの実をな!此処じゃ話も出来ねえ、後で追うからお前ら逃げろ!此方は俺が止めといてやる!」
「ああ有難う!行くぞお前ら!!」
エースの言葉を受け取るとルフィはそのまま皆を連れて走り出した。どんどん距離が遠ざかっていくごとに背後では凄まじい爆音と火柱と煙が上がっていく、二人の能力者がかなり激しいぶつかり合いをしているのが解る。走りながらゾロは思わずルフィに聞いた。
「おいルフィ、お前火拳のエースと知り合いなのか?」
「ああ。エースは俺の兄ちゃんなんだ!」
『兄ちゃん!?』
ルフィのカミングアウトに思わず驚愕する一同は足を止めずには知った為無事にメリー号に到着する事が出来た。兄が居る事自体には驚かなかったがそれでも兄も海賊
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