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転生とらぶる
ガンダムW
1690話
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のは至極当然だろう。
 そして、連合軍にはシャドウミラーという存在が……ガンダムが2機に、ガンダムのパイロット級の操縦技術を持つ綾子、そして俺がいる。
 今の綾子はトーラスだが、俺がウイングゼロに乗り換えればトールギスに乗り換える事に決まっていた。
 つまり、シャドウミラーにはそんなガンダムよりも高い実力を持つ戦力があるのだから、地球にいる連合軍にとっては、宇宙の情勢が膠着状態になったらさっさと地上に戻ってこいというのが本音だろう。

「宇宙も膠着状態だが、完全に安全になったって訳じゃないんだけどな。特に最近動きを見せないバートン財団なんかは、色々と企んでそうだし」

 トレーズ派と財団派は、宇宙でも色々な場所で戦いを繰り広げている。 
 連合軍はそれに介入せず、ただ見ているだけだ。
 そしてバートン財団もまた、最近は動きを見せていない。
 勿論完全に動きを見せていないという訳ではない。
 バートン財団のグループ企業は次から次に連合軍に押さえられているし、時間が経つごとにバートン財団の戦力が減っているのも間違いのない事実だ。
 つまり、このまま時間を掛ければその内バートン財団は空中分解する可能性すらある。
 資産も順次凍結させられているしな。

「中東連合が今戦っている相手は、財団派だろう? なら、もう少し宇宙が落ち着くまで待って貰えないのか? それこそ、バートン財団が片付くくらいには」

 一縷の望みを込めた質問だったが、サリィは首を横に振る。

「バートン財団はこのまま自然消滅するような流れに持っていくというのが、連合軍の考えです」
「それは……一応分かってはいるんだけどな」

 溜息を吐くが、サリィも連合軍の軍人としてここは譲る訳にはいかないのだろう。

「それに……もしかしたら、本当にもしかしたらですが、シャドウミラーにはエンデュミオンの鷹の捕縛命令が出る可能性もあります」
「……何?」

 その言葉は予想外だったが、考えてみれば当然でもあるのだろう。
 MDを次々に撃破していくミロンガ改の性能は、連合軍にとっても絶対に欲しい代物だ。
 特に、今はMD全盛の時代だが、ミロンガ改の性能を考えれば、有人機でMDを倒すのも難しい話ではない。
 もっとも、それを乗りこなす技量が必要になるというのは、間違いないが。
 シャドウミラーの機体は、高性能なだけにそれを乗りこなす能力が非常に重要となる。
 勿論シャドウとかそういうのは結構操縦しやすいんだが、ニーズヘッグを始めとして俺が使っているワンオフ機ともなれば、操縦性は全く考えられていない。
 SEED世界のザフトが使用しているMSと同じような感じ……と言えば分かりやすいだろうか。
 もっとも、純粋な機体性能はシャドウミラー機の方が圧倒的に上なの
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