第4話<解放感っぽい>
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んな狭い街中には敵の重戦車も来るわけないと思うが。まぁ男子一人と女子三人で、いきなり実家に押しかけるよりは良いか。
「ぽぉい」とか言いながら、眉間にしわを寄せて、しつこく髪の毛を押さえている夕立。無頓着に髪の毛を車外に放出し続けるからだよ……ったく。
「おい、行くぞ」
私は彼女に一声掛けながら実家の玄関前に立った。
「実家か……本当に懐かしいな」
玄関脇の木からセミの鳴き声が響いていた。その声は私の緊張感を煽っているようだった。
「しかし、まだまだ残暑は厳しいか」
私はハンケチで汗を拭って少しでも落ち着こうとしていた。
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