第10話 大盗賊再び
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唐突だが俺が身につけた必殺技についてみんなに解説しようと思う
まずメラの詠唱をします。そして次にメラがそろそろ発動するというタイミングで自分の剣に向かって放ちます。剣は炎を浴びます、そして相手を切る
そうこの技の名前はかえん斬りである。
ご存知皆様がわかるとおり某種泥棒がよく使っていた技である。
これさえあればチョコまでとはいかないがオニギリよりは戦えるはず……
「そんなことして遊んでる暇があるならサポートしてちょうだい」
……
こうしてかえん斬りの出番は2度となかったとさ
俺達一行はポルトガにつき王様からくろこしょう取ってこいという命令を受けいまバハラタに到着したところだ
「くろこしょう…名前を聞く感じだと黒魔法とかの儀式に使いそうですよね」
いや普通の食べ物なんだけど…
「旅人よ、もしやこの街にくろこしょうを求めに来たのか?」
「そうなんだが、どこにあるかわかるか?」
「おぉなんとタイミング悪い、実はですね。くろこしょうを売っている商人の孫娘のタニアが今さっき誘拐されて商売どころじゃないのだよ」
今さっきって本当に俺ら運ねぇな
「誘拐だなんてひどい!?おじいさん、犯人はどこに向かったか覚えていますか?」
「たしか東の洞窟だったかの…まさかお主らタニアを助けてくれると申すのか!?」
まぁな、助けないとシナリオ進まないし
「おぉこれは有難いことじゃ!それに比べてうちの息子のグプタはどこをほつき歩いているんじゃ…」
そのグプタっていう青年については詳しく言わない方がいいかな、ゲームと同じなら今頃牢屋で叫んでると思うし
洞窟に入ると敵どころか見張りすらいないのですぐにタニアが捕まっていると思われる牢屋まで来ることが出来た。
「ねぇどこからかすすり泣く声が聞こえない?」
すすり泣くってタニアぐらいしか泣くやついないだろ
「んじゃあすすり泣いているこの声はタニアってことか?」
近づくとそこには毛布を被ってすすり泣いているタニア?の姿が目に入った
「律儀に毛布まで被ってるわよ」
「悲劇のヒロインぶってますよね。あれなんかむかつきませんか?」
いやいきなり誘拐されたんだから悲劇のヒロインだろ!?
っていうかアイスおまえは俺と同じツッコミサイドだろ、なにボケ側に回ってんだよ!?
「えー、アルスさんと一緒にされるのはちょっと…」
こいつらと絡ませたせいか妙にアイスが冷たい…アイスだけにか?
うん、ごめんくそつまらなかったね。
「それにしてもこんな洞窟に牢屋なんて普通は考えられないわね。ふん!」
チョコがそういいながら得意の馬鹿力で南京錠を粉砕した。
「流石姉
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