空の王者、いざアラバスタへ
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界地図にも関わる大切な事だ。レウスとチョッパーは床に座りながら互いの話をしている、そんな時、チョッパーの戦闘に関わる話しになった際にチョッパーは自分が開発した薬を見せた。
「んでこれを使うと、どうなるんだ?」
「これを使うと悪魔の実の変形の波長を狂わせる事が出来るんだ。約三分間、俺は後4段階の変形をする事が出来るようになるんだ」
「へぇ〜面白いな」
動物系の能力は『人型』・『人獣型』・『獣型』の三段階に自在に変身できるのが最大の特徴。 だがチョッパーは長い時間を掛ける事によって自分が食べた悪魔の実の変形メカニズムを解明する事に成功し新たな変形点を発見する事に成功している。これがある意味ルフィが勧誘した理由、七段変形面白トナカイと言う事である。
「凄いなチョッパー、医術だけじゃなくてこんな物まで作っちゃうなんて…」
「そんな褒められても嬉しくねえぞこの野郎が〜♪もう馬鹿♪」
「私には嬉しそうに見えるけどねぇ」
と茶茶を入れるとナミは直ぐに海図に向き直った。レウスはジッと興味深そうにランブルボールを見つめている。
「なあチョッパー、このランブルボールって俺にも使えないかな」
「へっ?レウスに?」
「ああ、なんか興味深くてさ」
「それは俺専用に合わせてるからレウスが使っても意味無いと思う、レウスに合った物を作らないと駄目だと思う」
そう言われたレウスは少し希望を持てたような気がした。これから自分達が向かうアラバスタには世界政府に公認された海賊、王下七武海の一角。サー・クロコダイルが率いる犯罪結社バロックワークスとの激突が予想される、自分もビビの力になりたい。だから少しでも戦力の増強を計りたいと思っていた。
「それじゃあチョッパー、俺に合った物を作ってくれないか」
「でも俺みたいなのは多分無理だと思うよ。それでも良い?」
「ああ、構わない」
「……解った。それじゃあまずは血を取らせて貰っても良いかな?」
早速血や牙や爪、鱗などを提供しチョッパーはそれを元にレウス専用のランブルボールの開発に着手する。倉庫の一室を借りての研究、チョッパーの場合は位置からのスタートだった為手探りによる物だったが今回は自分と言う元がある為順調に進んでいる。このまま行けばアラバスタに付くまでには間に合う、がそれでもチョッパーは研究すればする程に自分とレウスの違いに驚くばかりだった。
動物系幻獣種、空想の産物とされている竜へと変じることを可能とする悪魔の実。根本的なメカニズムは同じであってもその途中で全く異なる方法を用いてリオレウスへと変わる力、この能力者にランブルボールを使ったら一体どんな変化が起きるのか全く想像が付かない。
「レウス、これ」
「チョッパー、これって……まさか?」
「間に合わせよう
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