空の王者、さらば冬島
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めると今の内にコートを着てレウスと一緒に逃げ出せと意訳したドクトリーヌの言葉を言う。それには全面的に同意である、素直でないと言うかなんと言うか……。と言う訳でナミはドクトリーヌのコートを一着失敬した、レウスはサイズの関係上駄目だったがドルトンが白の兵士達が使ってたいたと言う物を一着出してくれたのでそれを着る事になった。
「うるせえ!行こぉぉぉぉおおお!!!」
「……ぉぉぉぉおおおおおおおおおおっっっっっ!!!!!」
城を出た時、周囲に響き渡るかのような大声と嬉しさ混じりの涙声。ルフィとチョッパーの声だ、どうやらまだ勧誘を続けていたようだが上手く行ったようだ。ナミとビビと共に城門を通り過ぎるとチョッパーが此方へと走ってきた。
「レウス、俺、俺仲間になる事になった!!」
「良いのかチョッパー、来てくれるのか?」
「俺、海に出る!!」
キラキラと輝きながら嬉しそうにしているチョッパーの表情に思わず釣られて笑みがこぼれた、旅に同行しているという申し出はナミとしてもビビとしても嬉しい物だった。偉大なる航路の旅はまだまだ続いているのだから船医の確保は急務だった、それが今達成された。そしてビビとしてはこれでナミの病気に関する心配が消え去ったのだから。
「それじゃ俺準備してくる!!」
そう言って駆け出していく新しい仲間、トニ・トニー・チョッパー。正直かなり嬉しい。
「さてとチョッパーが来たら直ぐに出航するわよアラバスタへ!ビビも文句ないでしょ?」
「ええ。船医さんが一緒に来てくれるのなら」
「にしてもあのトナカイが船医か……後で食材に使用としたこと謝らねえとな」
「お前んな事してたのか……?」
いよいよこの島からも出航となる、アラバスタへと向かう途中急遽寄った島だったが結果的には寄って正解だったかもしれない。新しい仲間を得る事が出来たのだから、これでより安全に航海をする事が出来る……。そしていよいよ迫るアラバスタ、反乱を止め国を救うと言う一海賊団にしては手に余る物なのに皆の顔に戸惑いの色は見えない。ビビはそんな皆に励まされていると城が騒がしい事に気づいた。
「ねえレウスさん、城が騒がしくありません?」
「そうだな……何を騒いでるんだ?」
「全く野暮なんだから……感動の別れになるんだから静かにしてやれば良いのに」
同意しようとしたとき、チョッパーが姿を表した。が何故かソリを引きながらモーニングスターを振り回しているドクトリーヌに追われている。
「ってチョッパー追われてる!?」
「あの婆なんてもん振りましてんだよ!?危なすぎるだろ!?」
「皆ソリに乗ってぇ!!山を降りるぞぉぉ!!」
「はぁはぁ……」
息を荒げながら見下ろす景色には張られたロープの上を駆け下りて行く一匹のトナカイ
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