空の王者、さらば冬島
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てしまった。此処は城の中だと言うのに何故此処まで雪が積もって居るのかと疑念が積ったがそれを頭の隅に追いやると部屋に掛けてあったコートを借りて廊下を歩き始めた。
「城中雪だらけ……一部の部屋の扉は凍ってて開かない。もしかしてずっと城門でも開けてるのかこの城……?」
簡単な推測を立てながら足を進めて行くと妙に騒がしい事に気づきそちらへと足を進めて行くとコートを着ているナミを何かバケツのような何かが階段を降りている。凄まじく珍妙な光景に思わず思考が凍り付いてしまうが次の瞬間には更に凍りつく。バケツから高身長スリムな美男子……とお世辞でも言えないような男が飛び出してきた。もう訳が解らない、完全にレウスが混乱しているとそれはナミへと襲い掛かった、瞬間的にレウスは正気に戻り凍り冷たくなっている柵に乗りそのまま蹴る様にナミへと向かう。
「まずお前から食ってやるゥ!!マッハハハハ!!!」
「何しとんじゃ貴様ァァァアアア!!!!」「みっけぇえええええ!!!!」
レウスの竜化した際に左手の竜頭を振り抜き巨大な岩をも貫通する一撃が妙ちきりんな男、ワポルの頭部に炸裂し吹き飛ぼうとした時に全く別の方向から飛んできた足が頬を直撃、加速した足の打撃は高い攻撃力の一撃となってワポルに襲い掛かりそのまま石壁にめり込ませるように吹き飛ばした。その足の主は勿論ルフィであった。
「はぁはぁ……有難うレウス助かったわ……」
「大丈夫かいナミちゃん、まだ熱があるじゃないか。動いたら悪化するぞ」
「でも後三日も安静だなんて、じっとしてられない物」
疲労で倒れた自分と違ってナミの病状はれっきとした病、安静していなかれば再発してまた苦しみを味わう事になってしまう。だがナミはじっとなどしていられない、ビビは自分の国が大変な事態になっているのに自分の為にこの国に寄ってくれたのだから一刻も早く出航しアラバスタへと向かいたいのだ。その気持ちも良く解るがと渋るレウスだがそこへルフィがやって来る。
「おおレウスもう良いのか?」
「お蔭様でな、所であれなんだ?」
「ああ邪魔口だ、海賊邪魔口!!」
「何よ邪魔口って?まあいいわ、兎に角ルフィあいつ気絶してるし今の内にぶっ飛ばしちゃってよ。そうすれば、あんたがボロボロしたそのコートの弁償代、少しは安くするわよ?」
「なぁぁ!!?お前まさかこうなるって予想してたのか!?わ、解った直ぐにぶっ飛ばす!!」
「ナミちゃん……君も悪よのぉ」
「フフフ、小悪魔ナミちゃんだもん♪」
「ゴムゴムのバズゥゥゥウカアアア!!!」
後ろを見て見ると城の城壁ごと貫通して放たれたルフィのバズーカの一撃がワポルの腹部に炸裂しそのまま天高く打ち上げるかの如く、飛び去って行った。その速度はレウスの視力でも瞬時に見える圏内を越えていくほど
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