125部分:第十一話 孔明、世に出るのことその十一
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だと危なくて見ていられないのだ」
「あの、いいんですか?」
「あんな運動神経で岩山なんて登るななのだ」
「そういえばどうしてここに?」
孔明もここで気付いた。落ち着きを取り戻しての言葉だ。
「おられたんですか?」
「ああ、それだけれどね」
馬岱が笑いながら話してきた。
「ずっと後からつけていたんだよ」
「後から?」
「そうだよ。鈴々ちゃんったら途中から孔明ちゃんのこと凄く心配してね」
「余計なことは言わなくていいのだ」
張飛の頭の虎が怒っている。
「鈴々はそんなことはないのだ。笑ってやっていたのだ」
「そうだよ。心配し過ぎて笑っていたのよ」
あえてこう言ってみせた馬岱だった。
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