第4章:日常と非日常
第103話「陰陽師、式姫とは」
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が一番自分に合うか試してみて。」
「相手なら私がなりましょう。」
解説が終わり、次に実践に入る。
葵の言葉を切欠に、それぞれがどんな職業に寄せるか試すようだ。
その中でも、司は槍術師を真っ先に選んだらしい。...まぁ、元々シュラインは槍だからな。それ以外にないだろう。
「言い忘れていたけど、今言っていたのとはまた別に、“副職業”というのもあるわ。」
「これは...まぁ、兼業みたいなものだね。あたし達式姫にはそういう概念がなかったけど、陰陽師は職業という一種の加護を得ていて、本来なら一つの職業にしかなれない所を、一部分だけ加護を得る事で、その職業の力の一部を扱う感じだね。」
ゲームで言うメインジョブとサブジョブの関係だろうか?
となると、司で例えると副職業は巫女になるな。...主職業でも良さそうだが。
「深く考えなくていいわ。役割を絞る事で、極めやすいようにする措置なだけだから。」
「実際、全ての職業の力を自在に扱う陰陽師もいたしね。」
確かに、ゲームのようにできる事...やる事を絞った方が極めやすい。
そう言った目的も含めての“職業”だったのだろう。
「まずはどこから入るかと言う分野から選んでもいいわよ。」
「んー...悩むなぁ...。」
並べられたそれぞれの職業の武器に、アリシアが悩む。
ちなみに、武器(木製)を創ったのは僕だ。
「一通り使ってみたらどうだ?」
「そっか、その手もあったね。」
どれが一番合っているかは相手をする僕らが見極めてもいいしな。
そういう訳で、司以外の皆は一通り武器を試すようだ。
ギィイン!
「...うーん...。」
アリシアが放った矢を防ぎ、これで一通り見終わる。
見ていた限り、どれが筋が良いか大体わかった。
「奏はやっぱり剣豪が一番合いそうだな。元々ハンドソニックが二刀のようなものだし、小太刀程の長さの二刀流が合っている。」
「...私も、しっくり来たわ。」
奏も司同様、元々使っていた武器に近い職業が適していた。
他に適正があるとしたら...武士か符術師だろう。身体強化とかも得意だし。
「アリサちゃんは武士か剣豪だね。あたしみたいに回避しながら斬るっていうのが一番合ってると思うよ。筋もよかったし。」
「へぇ...まぁ、あたしもなんだかしっくり来てたし、カッコいいものね。こういうの。」
アリサは主職業が武士で副職業が剣豪と言ったスタイルが適していた。
葵と似たようなスタイルで、回避型のアタッカーだ。
「すずかさんは槍術師か呪い師が合っているかと思われます。長柄の武器の扱いが出来ていましたし、術と併用していたので、
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