暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜英雄の力を持った少年達の物語〜
第4話:話し合いでどうにかなってしまった……
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「その
勝負
(
ケンカ
)
、一旦預けてくれないか?フェニックス」
突然、俺達の前に現れた
少年
(
ソイツ
)
はフェニックスに向けて、そう言った。
「テメエぇは……確か、コイツと一緒にいた奴か……。悪いがそれはできない。こっちは暴れたくてウズウズしてんだよっ!」
「……言うと思ったよ」
コイツは今、極限まで俺……いや、日伍ショウと戦いたがっている。
そんな奴に戦いをやめろなど、無理な話だ。
そもそも、ただの人間に
怪人
(
こいつら
)
の常識はきかない。ましては話し合いなど、聞く気がない。
「おい、お前!力もないのにでしゃばるんじゃねぇ!」
「力がないのはお前だろ?暗闇 真さん?」
「っ、お前…!?」
「あぁ…?どういうことだ…?」
コイツ、俺が言えないことを平気で言いやがった。
「コイツはお前が知っている『日伍 ショウ』じゃない。今日、この学校に転校してきた『暗闇 真』。全くの別人だ」
「あぁ!?人違い!?別人!?マジかよ!?」
「マジマジ、大マジだよ」
「なんだよぉぉ、そう言うことなら早く言えよなぁ」
あれ?
あのフェニックスがただの人間に従ってる?どういうことだ?
俺がそんなことを考えているうちにフェニックスは怪人体から人間体に戻った。
「そう言うことだ。折角来てくれた所悪いけど、今日は帰ってくれるか?」
「……まぁ、人違いなら仕方がない。今日はおとなしく帰ってやるよぉ!」
そこまで言うとフェニックスは俺達に背を向けた。
あ、本当に帰るんだ。
「迷惑かけたな、クソやろうのそっくりやろう。次会った時はクソやろうじゃないってはっきり言えよ」
じゃあな、とフェニックスは屋上から飛び降り、それを見た俺は念のため、奴が降りた所に近づき、下を見ると、そこにはもうフェニックスの姿がどこにもなかった。
つーか、マジで帰りやがったよ。
「ふぅ、話が聞く奴で良かったな、転校生」
「お前……一体何者なんだ?」
「俺は速水 裕也。お前と同じ転生者で仮面ライダーだ。転校生」
「っ!?」
コイツが神が言っていた5人の転生者の一人か。
「おいおい、そんな怖い顔をするな。ライダーは助け合いだろ?」
「別に助けてほしいなんて頼んでいない」
コイツの口調と態度、何故だかわからないが少しイライラする。
「…まぁ、それはさておき、神様からこれをお前に」
コイツ……速水は俺にあるものを取り出し、それを俺に渡す形で見せた。
「俺に…?」
俺は速水から見せられたものを手にする。
「じゃ、俺はこれで」
それを見た速水は俺に背を向けて扉の向こうに進み、どこかに行ってしまった。
多分、教
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