第二十二話 大地の災難
[1/4]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
本日の南家の庭
珍しく楓軍団(楓、大地、スバル、シズマ、舞人)が顔をそろえて何をやっているかというと・・・
「家の修繕です」
大工の棟梁のコスプレを披露する楓。
第二十二話 大地の災難
本日楓軍団が集まったのは、はやてが力諸共破壊した家の修繕だったのだ。
最近では楓が建てなおしているのだ・・・その理由は・・・
「自分でやればタダなんで♪」
「お前、絶対時空管理局や勇者廃業しても生きていけるだろ」
単純明快な理由を述べる勉強以外は何でもできる楓にもっともなツッコミをするシズマ。
すると
「楓さんこっちはこれで良いかな?」
丁寧に材料に色を塗る舞人。だが気になる事が・・・
「あれ?屋根は誰がやるんだい?」
「ああそれですか?大地に頼みました!今スバルが接着剤を持って行ってくれてて」
そう言っていると何故か大地とスバルが手を繋いで庭に現れたのだった。
「どうしたの二人とも〜まさか見せつけてくれてるの〜♪」
「「・・・絶対に違うと思う」」
茶化す楓にシズマと舞人はしかめっ面の大地と困った顔のスバルの様子を見て違うと感じると二人は重い口を開いた。
「・・・実は・・・」
「・・・離れないんだ」
「「「離れない!?」」」
二人の言葉に仰天する楓達。試しにシズマと舞人が引っ張ってみるが全然離れない。
どうも仮止め用の接着剤を持って梯子を上ってきたスバルが落っこちそうになったところ大地が手を掴んで助けたその時・・・持っていた接着剤がその掴んだ手にかかってしまったのだった。
「けど接着剤でこうなる?」
「・・・まさか」
舞人の疑問に心当たりがある楓が部屋に行くと危険マークの書いてあるビンの中が空っぽになっていた。
「楓・・・それは」
「これ・・・私がラジコン大会用の機体に使おうと思ってたミツキさん特製の檄強力接着剤じゃん・・・」
優勝賞金目当てで参加しようと目論んでいた楓。お題はラジコンヘリの大会であった為いかに軽く丈夫にするためにミツキに細かい部品でも協力にくっ付けることができる特注の接着剤を頼んでいたらしい。
一度くっ付いたら離れないような作りであり楓をもってしても扱いには十分注意が必要だった。
「でも大丈夫!間違ってつけてしまった時の為に中和剤が・・・」
楓が中和剤を取り出そうとするがどこにも見当たらない・・・その理由は・・・
「あ・・・そうだ切らしちゃってたからミツキさんに頼んでたんだ」
と言ってミツキに連絡すると・・・
『ごめ〜ん楓さん!今ちょうど切らしちゃってて』
「ええ!大地がピンチなんですけど!」
『この間結構使っち
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ