第二十二話 大地の災難
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恐怖症の大地・・・だがスバルに強引に連れて行かれると店員さんに・・・
「すみませ〜ん♪何かとても刺激的な奴ありませんか!彼とても刺激的なのが好みで♪」
「でしたら〜こちらはいかがですか?」
何故か知り合いの眼鏡の女狐にとっても似ている店員さんが出したのはとても表現できないようなデザインのものだった。
「なぬ!?」
「わぁ〜可愛い〜大丈夫だって後で見せてあげるから♪」
大地相手に恥じらいと言う概念が何のか飄々としているスバル。
「・・・貴様これ以上俺の苦しみをえぐるな・・・」
お会計を済ませた後何やかんやで再び帰路についた大地とスバル。
すると再びスバルが何かを見つけた・・・それは・・・
「あ!わんこ!!」
あまりの愛らしさに駆け寄ろうとするスバルだが・・・また何故か前に進めない・・・その理由は・・・
「大地?」
「・・・もう一つ明かす・・・ダメ・・・俺犬嫌い」
子どもの頃に尻を噛まれてから犬が嫌いになった大地。再び鉛のように重くなったのだ。
するとスバルは・・・
「ねぇ・・・大地って甘い物以外に好きな物あるの?嫌いな物ばっかじゃん」
あまりにも嫌いな物が多すぎる大地に驚くスバルだが・・・ここで大地の爆弾発言が・・・
「・・・俺はそもそも人間が嫌いだ!!」
「・・・そこまで偏屈だったんだ・・・」
理由を聞いてみると子供の頃に関わった人間が嫌な奴しかいなかったので嫌いになったらしい。
孤独な方が良いという大地の固くなった心は余程のことが無いと解けないらしい。
「・・・だから最初に会った時あんな偏屈だったんだ」
「・・・出来るだけ人と関わることは避けるようにしてるんで・・・」
「ふふ・・・」
「何笑ってるんだよ?」
「大地の本音が聞けたから一歩前進だね♪」
スバルの考えに着いていけない大地。
毛嫌いしている他者との交流・・・相手がスバルだとそこまで悪くはないと思う大地だった。
そんなこんなで我が家に帰った大地とスバル。
だが大地は思わなかった。一週間の地獄の日々に・・・
一週間後
建て直した家にようやく届いた中和剤で大地とスバルの手に塗っていた。
「それで?どうだったの一週間?」
楓の言動に凄まじくやつれている大地。
「まぁ〜お風呂は一緒だったしね〜」
「目隠ししてただろうが!!」
「いやぁ〜何か途轍もなく背徳的な興奮を覚えそうになったな〜」
「お前絶対わざと言ってるだろ!」
スバルに怒り心頭の大地・・・そしてとうとう・・・
「「取れた!」」
中和剤のおかげでようやく手が離れた大地とスバル。流石に一週間は辛かったらしくお互
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