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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
狙いが見える
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も元に戻らないって・・・一生このままってこと?

「半永続系の魔法を解くには、術者自身にそれを解除させるしかないの」
「そうなんだ」

元に戻れる可能性が出てきただけで非常に嬉しい。それに、俺をこうした女魔導士を相手するのはミリアーナさんだ。彼女の魔法は拘束系だから、捕まえるのは容易いことだろう。

「あたしはこのままでも全然いいと思うけど」
「俺が良くないの!!」

後ろに回り込み髪をいじり始めているシェリアの手を払いながら怒鳴り付ける。何がなんでも元に戻ってやるから!!

「でも今一番気になるのはソフィアじゃない?」
「それは言えてる」

話題は変わり、先程の作戦会議のことに移っていく。皆さん思い思いの相手を選んでいたが、その中でもっとも気になるのはソフィアだろう。グラシアンさんはあえて触れないだけかもしれないが・・・

「ソフィアならなんとかできるって・・・どういうことかな?」

当初はただセクハラしたいだけかと思っていたけど、カグラさんのあの反応から考えても何か対策があるのは間違いないけど・・・

「なんでカグラさんもその策のことを知ってるんだ?」

相手の能力のことを聞いてから、二人が話をしていた気配はない。そもそも彼女たちは離れた場所にいたわけだし、示し合わせるチャンスがあったとは到底思えないんだが。

「前に似たような相手と戦ったことがあるとかじゃないの?」
「そうかなぁ」

シェリアの意見もありえそうな気はするけど、それなら相手決めの時に即決していただろうし、隠す理由もわからない。

「私、聞きに行ってみようかな?」

気になってきたところでウェンディからそんな提案が飛び出す。

「俺も行く!!」
「待って!!」

ウェンディの提案に乗っかろうと思ったところで、シェリアに肩を掴まられる。

「ソフィアが言い出さないなら、一人だけで聞きに行った方が・・・」
「一応気になってはいるのね」

全力で止めに来るのかと思っていたが、彼女も気にはなっているようでウェンディに任せるようにと言ってくる。俺も気になるから、行きたかったけどなぁ・・・

「ソフィアから許可もらったら教えるから」
「絶対許可取ってよ!!」

ちゃんと相手の了承を得てからという辺りがウェンディらしい。でも彼女だけ聞いて俺たちは教えてもらえなかったなんてなったら、気になって夜も眠れなくなってしまう。

「じゃ、行ってくるね」
「「行ってらっしゃ〜い」」

手を振りながら部屋を飛び出すウェンディ。一体ソフィアの作戦って何なのかな?早く知りたい〜。


















第三者side

それぞれ誰を相手にするか決め、ひとまず解散し
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